番頭を育てよう


あなたの会社には、番頭さんがいますか?
社長の右腕になるナンバー2の事です。


この番頭さん、表現は古いですがとても大切な存在です。ちなみに、番頭さんとは「当番をする人のお頭」という語源だそうです(諸説あります)。

◆ 番頭の重要性

一言で言いますと、何といっても社長が忙しい場合に頼りになるからです。
こんな会社がありました。


授業員10人、社長が創業者です。
営業が得意でとにかく外に飛び回って受注を取ってきています。

そしてその受注を工場で生産・出荷をするのですが、工場の生産能力が追い付かないくらいの受注が来ており、人手不足で困っています。更に、社長は数字には強いものの、全てを1人で処理・管理することには限界がありました、ただでさえ会社に居ないので。

そして社長は、5年で今の売上を3倍にしたいという目標を持っています。



もうお分かりですよね。
すでに社長一人ですべてを管理するのは、不可能な段階に入っています
これは成長期の会社に見られる状態です。この会社特有の問題ではありません。

◆ 機会費用



会社の機会費用が減る事も、番頭の重要な役割の1つです。
忙しい一人だと1年かかる案件も、番頭さんがいれば半年で出来るかもしれませんよね。

特に…、
・ 人材育成や教育
・ 新規事業の採算計算


など、前述の会社では、社長一人でやっていましたが、番頭さんがいれば社長の営業と同時並行で出来ます。

◆ 番頭は1人でなくてもよい

この会社の場合は、工場を見る職人系と、資金繰りを見る管理系の2人を管理者として育てる必要があります。
2人の役割分担をして、番頭さんに育てるという事ですね。

番頭は1人でなくてはダメ?
と質問を頂く事がありますが、別に2人を番頭に仕立てても、全く問題ありません。役割分担の問題ですし、協調してできれば良いのです。



会社の成長段階には、社長の役割を補助してくれる人材の育成が大切
という事を今回はお話しました。どうもありがとうございました。



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