最大の罪は「何もしない」こと

「何もしない」は最大の罪です。

それは経営者にも社員にも当てはまります。

ただし、私も「何もしない」ことはあります。
しかしそこには「わからない時は」という前提があります。わかるまで情報収集をしますし、そういう時は「いつまでに判断する」とあらかじめきめています。

そういう意味では「何もしない」ではないかもしれませんね。

◆　この1週間、なにをしていたのか？

こう思ってしまった事例がありました。
悪口を言いたいのではありません、事例として考えてみたいので、挙げます。

以前、損益分岐点の記事を書きました。

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損益分岐点はやっぱり大事
https://nikonikokeiei.sakura.ne.jp/db1st/archives/423
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店舗ごとの損益分岐点計算をしたお話です。

その際この会社では「A店とB店を1店舗に統合する」という意見が出ていましたが、それとは別にこの損益分岐点分析の結果「C店を閉鎖する」という選択肢がある事が分かりました。


1週間後の訪問で、この進捗を聞いたところ「まだ何も」との事でした。
うーん、何をしていたのでしょうか？

◆　機会費用の視点

すみません、機会費用に関しては、ググってください。懇切丁寧な説明が直ぐに出てきます。

ここで言いたいのは、1週間何もしない事で、「 判断の遅れによる損失増加 」というデメリットがあるという事です。
具体的に言うと、1年で1,000万円の損失を出している店舗でしたので、1年の稼働日250日で1日4万円ですよね。


こういう損失を出しているが、それでも判断を待ちたい、という理由があれば尊重するのですが、そういうことでもありません。
苦手な事なので、何もしないのです。

◆　本当にいます

このブログを読んでおられる方は、そんな事は無いと思うのですが…、
こうした経営者は本当にいます。そして驚くには値しません。別に経営が出来るから、経営者になったわけではありませんので。


ちなみにわたしは、ご縁のある限り支援しますし、こうした状況が嫌いではありません。
なぜなら、とんでもない伸びしろが、そこにはあるからです。


そして今はわからなくても、「何もしない事が最大の罪」であると、未来のどこかで気が付いてもらえると、とても嬉しいと思っています。それが、ご自身と会社の成長に必ず繋がりますので。

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