差別化よりも〇〇化

経営支援をする場合は、その会社の強みを探します。

難しそうな話ですね。でもこれから書く事は、とても簡単な内容です。


私は、強み探しを重視していますので徹底的にやります。なぜならば強みを活かした戦略を立てるからです。そして、強みを活かした戦略の方が、結果は出やすいです。

一方で「うちの会社の強みって何」という方、とても多いです(サラリーマンっぽいですよね)。そして実際に強みが見えにくいこともあります。

今回はそんなときどうするか、というお話です。


◆パクれ!同質化戦略

突然ですが、コンビニでコーヒーを買っていますか?

私はコーヒーを1日2~3杯飲みます。そしてコンビニコーヒーは、当初は不衛生な気がして敬遠していましたが、いまは抵抗なく買っています。

最初に始めたのはセブンイレブンでした。そしていまではどこでもやっていますよね。これはマーケティングでいうところの同質化というやつです。よそがやっているからうちも、という感じですね。

要はパクリか。と思った方。その通りです。

専門家の中には「厳密にはパクリでは無く、細部に差別化が…」とかいう人がいるのですが、そんなのは些末です。

正直、売れているものをパクるのは重要です(奇しくも堀江貴文さんが同じことを言っていました)。そして何ら恥ずかしい事はありません。

松下電器(いまのパナソニック)は、一時期「マネシタ電器」と呼ばれていました。他社の新製品に追従した製品開発をしていたからです(それでも徹底した品質管理や販売力で採算ベースに乗せていました)。

別にパナソニックの悪口を書きたいわけではありません(私は松下幸之助の伝記を数冊読んでいますし、「道をひらく」も持っています)。同質化とは、コンビニもパナソニックもやっている、ということを言いたいのです。


◆情報はあふれているが


他社がやっていて評判がよさそうなサービス、そしてそれが自分にできそうであれば、積極的に模倣しましょう。

勿論、法的に何らかの権利を侵害しない限りは、ということですが。

という意味で、他社が何をしているかを知る事は重要です。

そしていまは情報があふれんばかりに開示されています。他社がどんなサービスをしているかを知る事は、20年前に比べればはるかに調べやすいです。

インターネット時代、情報はタダでうんざりくらい入ってきます。そしてこうした視点で情報を収集することで、情報はあなたの知識になります。

いかがでしょうか?パクリも悪くありませんよね。

「いいね!」と思って下さったら、ポチっとお願いします。
応援してくださってありがとうございます。


経営者ランキング