厳しい資金繰り難を改善する方法の1つになれば(事例紹介)
おはようございます。中小経営者のミカタ! 中小企業診断士の牧野史登です。
本日も読んでくださってありがとうございます。感謝いたします。
今回も、孤独に頑張る中小・小規模企業の経営者の方に、お役立ち情報をお届けしたいと思います。
今回は資金繰りです。
世間には資金繰りセミナーや資金調達専門コンサルタントが数多くいます。
いずれも素晴らしい内容やサービスを提供されていますので、興味がおありの方は、是非検索してみてください。
今回は私の事例から、資金繰りを解説させて頂きます。
「お金を借りる事ばかりではなく、知恵を借りる事を考えたい」という方にお勧め致します(うーん厳しい言い方)。
◆ 資金繰り依頼で行ってみると
最近支援した3社はこのような業種でした。
・ 中古車部品販売業
・ 洋食屋
・ 整骨院(個人事業)
すべて金融機関からの依頼で資金繰りのための経営改善計画策定でお邪魔しました。
予備調査資料と決算書で概要は把握していたのですが、大まかにはこのような問題がある、との事でした。
・ 中古車部品販売業 = 過剰な商品在庫
・ 洋食屋 = 過剰な食材在庫・設備投資
・ 整骨院(個人事業) = 過剰な設備投資
なので、資金繰りが圧迫されている、という事なのです。キーワードは「過剰」ですよね。
財務に強いコンサルなら、「在庫圧縮・固定費削減」が課題と言いそうです。はい、私も同意します。
◆ 何に対して過剰か?
そしてもう1つ考えたいのは「何に対して過剰か」ということです。
・ なんでそんなに在庫があるのか?
・ なんでそんなに設備投資をしたのか?
と考えると話は簡単で、「過去にそれだけお客さんが来ていた」からです。
実際、3社ともピークから売上は下落していましたが、売上のピークに合わせた在庫や設備を持っています。ですので財務に強いコンサルさんは「現状に合わせた水準に」という支援をします。はい、私も同意します。
ということで、この過剰は「現在の売上に対して過剰」なのですよ。
◆ コスト削減には限界がある
売上が落ちて、在庫・設備が過剰になったのであれば、原因は売上が落ちた事ですから、売上を増やさなければいけません。
それが、私が支援の軸に据えた内容でした。
そして、コスト削減は即効性はありますので、是非やりたいのですが、限界もあります。
コストはゼロ以下にはなりませんし、実際ゼロにするのはほぼ不可能ですしね。
ですので、資金繰りを改善させるには、売上を増やす、少なくとも元に戻すということなのです。
ただし、これは即効性には欠ける場合が多いので、これだけで良い、というわけではありません。
そして、この資金繰りと売上の点を見てくれない「財務強いコンサル」の方、割といらっしゃいますので、是非ともみなさんの資金繰り対策のご参考になさってください。
今回の動画では、そんな内容を詳しく扱っていますので、是非ともご覧ください。
中小経営者のミカタ!
厳しい資金繰り難を改善する方法の1つになれば(事例紹介)
01:39 資金繰り難の会社に行ってみると
02:56 事例①中古車販売業
05:10 事例②サービス業
08:49 最後に一言
本日は以上です。
本日も、最後まで読んでくださってありがとうございます。感謝いたします。