今からタピオカ屋をやるべきか


人間、昇りのエスカレーターに乗っていると楽なものです。市場もそれと一緒で、成長している市場は新規参入がありながらも、全体が伸びているので自社の売上も伸びやすいものです。少なくとも下りのエスカレーターよりは。


さて、コンサルタント同士で先日「今からタピオカ屋をはじめたいという相談を受けたらどうするか」という会話をしていました。「もう遅い」と言うコンサルタントが多数派でした。これは「昇りのエスカレーター」理論でいうならば、のぼる角度が水平に近づいてきているから「もう遅い」という事です。


◆ やりたい事は何か?


正直言いますと、相談する起業家が「やりたい」と言うのであれば、私はやればいいと思います。その時のコンサルタントの支援方針は1つだけ。「いまからタピオカ屋をやるならどうするか」です。


もっと言いますと「やるべきかどうか」は外野の声です。本人がやりたいのであれば、やらせてあげればよいですし、その視点でどういう支援ができるかがコンサルの価値だと思います(もちろんその熱意が本物であるという前提です)。

 

 

◆ 成長しない日本市場を前提にする


そもそも人口減少の日本において、海外やインバウンドの販路が無い商売の多くは「下りのエスカレータ」なわけですから、「市場が成長しない」前提でどのような支援をするかが求められます。そういう人に「もう遅い、やめておけ」とは言えません(よね)。


勝ち筋の見えにくい支援で如何に勝ち筋を提示できるか、はプロの花道だと思うのですが、どうやら私のようなコンサルタントは少数派の様です。

支援される側の方、いかがでしょうか?

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