苦手な事はやらなくて良いのか?
先日、私が作った資料の誤字脱字を指摘されました(ありがとうございました)。
誤字脱字はいけません。ただちに直してお詫びとともに送りました。そしたら今度はこんな指摘が。
「『100人 x 3%=3人』の”x”は”かける”じゃなくて”エックスにみえる”」
うーん。
正直「こんなこと気にするかね…」という感じです(そして直しませんでした)。
別にこの方に文句を言いたいのではありません。言いたいのはこういう事です。
◆苦手な事はできるだけ避ける
前述の通り、資料を作るだけあって、私は「アイディアを出し、膨らませ、まとめて形にすること」が好きです(そしてアイディアを実行する事も)。
一方で控えめに言っても、私は誤字脱字チェックが好きではありませんし、苦手です。時間は限られていますから、選べるのであれば前者のような自分が得意な仕事に時間を使いたいと思っています。
そして、チェックをしっかりやってくれたこの方。おそらくこういうことが得意なのでしょう。その時は正直「そんな細かい事は大目に見てもいいだろう」と思いました。
しかしこういう方は味方につけて自分の苦手を補ってもらう位置に立ってもらおうと考えました(”x”を指摘された時は『この人とはもう仕事しない』と思うくらいでしたが考えなおしました」)。
◆澤穂希さんの名言
澤穂希さんは「PKが苦手なので自分では蹴らない」と仰っていました。
私も同感です。
優秀な人ほどなんでも自分で抱えてひとりでやってしまいがちです(会社にそんな人がいますよね)。でもそれは自分一人でできることの限界を突破できませんし、苦手なことに至っては人並みかそれ以下の結果を生むことになりかねません。
(ちなみに私は勉強が苦手(嫌い)な子供を塾に行かせても結果は知れているので止めた方が良いと思っています)
というわけで、自分もPKを蹴るのは辞めました。というか辞めたはずでした。
実は今回の資料は、「プリントアウト&誤字脱字チェック」の工程を飛ばしてしまいました。反省です。
それを暗に指摘してくださったこの方には、いまは深く感謝しています。
そして、苦手をやらないということを改めて意識したことに関しても、感謝しています。