会社は誰のものか?


こんな会社を支援しました。


店舗を持つサービス業です。お客様はほぼ100%個人客で、現金決済です。
まあ普通のお店ですね。

売上は年間10億円程度です。

そしてたまに中小企業でみられるのですが、会社が社長(オーナー経営者)に貸付をしています。

◆ そこに共感できるか?

この会社は、前述の通り現金決済が主なのですが、資金繰りに困っていました。
実際、赤字のせいで資金繰りは悪化しているのですが、一方で最近銀行から借りたお金が、会社からオーナー個人に貸し付けられています。


実際、中小企業でオーナー経営である場合は、こうしたケースが見られます。珍しくはありません(そこまで頻繁ではないにしろ)。


この会社に共感できるか?
厳しい資金繰りに支援をしたいと思うか?


という問いに、なんと答えるでしょうか?


◆ 社員はどう思うか?

「給料が安くて仕事が大変」という理由で辞める社員もいる会社です。
それは、業界の特徴でもありこの会社だけの問題ではありません。

それを踏まえても、自分にはこの会社には共感できませんでした。それは「社員はどう思うか?」という視点から来ています。

会社は株主のものです。最も投資していますから。
しかし社員がいなければ会社は成り立たないのも事実です。そういう意味で会社は社員のものでもありますし、その社員の前で堂々と言えない借入でない事を祈りました。


そして、コンサルタントは経営者から仕事をもらっていますが、経営者の太鼓持ちではありませんので、「違うことは違う」と言える姿勢を大事にしてます、わたしは。それで仕事が無くなっても、そういう方とはいずれご縁が無くなる、と考えています。

ちょっと厳しい内容でした。次回はもう少し柔らかく。


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