教えるほうも学んでいる


従業員30名 の支援先企業で、人材育成をしています。

デキる職人が、若手に仕事を教えているのですが、これをもっと加速して、若手を即戦力に育て上げ生産性向上を目指しての活動です。

このような事を始めると、デキる職人側からこのような意見が出る事があります。

「自分には何のメリットもない」
「いままで独力で培った技術をタダで他人に教えるのか」



はい、ごもっともです。そんな時は、こうしています。


◆ 教えるという事のメリット

勿論、デキる職人には、若手社員の育成を報酬に結び付ける制度を説明します。報酬は大切ですから。

しかし、それ以外に教えることにより本人の気づきになる場合が多い事も事実です。
そして実は、この気づきこそが本人に対する大きなメリットです。


・ 教えるうちに基本を思い出し、いままでの自分のやり方を見直し改善するきっかけになった
・ どうしてこうやっているのか、自分でもわからないままだったので改めて調べて納得した
・ どうやったら分かり易く伝える事ができるか考える中で、自分の伝える力が高まった
・ 技術を教えた若手が、それをさらに改善する提案を出してきたので負けていられない

・ 自分の技術を教えて喜んでもらえる事が嬉しい


これらは全て、この会社のデキる職人が若手の技術育成後に語った言葉です。
報酬以外にも、教える事のメリットを本人が感じてくれたていますし、この前向きな気持ちこそが会社を伸ばす重要な要素なのです。

会社の中で、教える側・教えられる側にいる方、ご参考になりましたでしょうか?


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