「〇〇すべき」という人を信用してはいけない理由
「〇〇すべき」
ついつい自分もこう言ってしまいます。でも極力気を付けています。
「〇〇すべき」
が口癖のような方もいるので、一概には言えないのですが、この言い方、私はとても苦手です。
◆「〇〇すべき」なのは誰?
率直に言って「その言葉が発しているご本人にむけられている場合」は何とも思いません。ご自身で「〇〇すべき」であれば、どうぞそうなさってください。
でも違いますよね。
「〇〇すべき」という言葉は多くの場合、他人に向けられます(私の知る限りは)。
簡単に言うと「あなたは〇〇すべきだ」と言っている図式です。
すみません。するかしないかは私が考えて決めますのでほおっておいてください(尊大でしょうか?)。お得な情報をお勧めしたいなら、もっと素敵な言い方があります。あくまで私は、ということですが。
◆説教されたい人は多くない
話は逸れますが、日本維新の会という政党があります。
以前住んでいた日本一大きな市の駅前で、この政党の候補者が選挙演説をしていました。朝の通勤時間帯に、駅の階段のわきに立って。
聞こえてきた言葉は…
「頑張ればできるんです」
「みんなで頑張りましょう」
「なぜ頑張れないのか」
演説するうちに熱くなってきたのか、最後は有権者への『説教』です。これで当選するはずがありません(結果は案の定でした)。
この方の目的が「自分の主張を聞いてもらいたい」であれば目的を果たしています。でもきっと「当選したい」が目的ですよね(違っていたらすみません)。
「〇〇すべき」も同じことです。そう言いたいのであれば、目的は見事に果たされています。ただそれで相手が動いてくれることは決して多くありません(よね)。
そしてそんな言い方をしている人を、私は容易に信用しないということです。
実は結構多いんですよ。コンサルタントという一見賢そうに見える職業には。
そう、本当に多いんです。「私のような不行き届きな者には、そう言いたくなるのかな」と考えてしまうくらい。
みなさんは、そんな方に会う機会が少ないことをお祈りします。
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