ITとは無縁 レジすらない家族経営の飲食店の儲かる利益戦略とは その2
おはようございます。中小経営者のミカタ! 中小企業診断士の牧野史登です。
本日も読んでくださってありがとうございます。感謝いたします。
今回も、孤独に頑張る中小・小規模企業の経営者の方に、お役立ち情報をお届けしたいと思います。
飲食店の利益戦略、第2回目です。
前回お話したFLR70%を超えてしまったお店の対策を書かせて頂きます。どうぞよろしくお願いいたします。
◆ 粗利とクロス分析 ここが正念場!
メニューごとの粗利計算で、儲かるメニュー・儲からないメニューを計算します。
粗利計算は以下の通りです。
メニューごとの売上-食材費=粗利
はいでました、専門家の面倒くさい管理手法!
・ こんなの忙しい個人店でやってられないよ。
・ メニューいくつあると思ってんの?
・ 1つのメニューで食材いくつ使ってると思ってるの?
・ 仕入れ値もその時々でかわるんだぞ!
という声が聞こえます。
はい、その通りです。面倒ですし、やってられません。よくわかります。
ですので、全てのメニューでやるのはやめましょう。
お店の人気メニュー上位20%くらいで良いと思います。きっとそれで売上の7-8割をカバーしているのでは、と思いますので。
このような計算は、手段であって目的ではありません。
専門家の先生の言うとおりに、すべてやる必要はありませんよ。
出来る範囲で良いのです。そして少しやるだけでも、やらなかった時と比べると、その効果は実感できるようになりますから!
◆ クロス分析
粗利 x売上数 =粗利額
売上単価 x売上数 =売上額
この2つで、計算したメニューが、それぞれ下の表のA~Dのどこに当てはまるか、確認していきます。
A~Dの意味合いと一緒に、図解してみました。
◆ こんな細かい事をやっているヒマはない!
という声が聞こえてきます。はい、そうですね。
やってられませんよね。
でもこれを踏まえて、利益改善したお店の中には、レジすらない家族経営のお店もありました。
まさに「やってられない」小規模店です。
レジすらないという事は、売上の明細も無く、どのメニューが売れているのかわからない、という状態ですので、そこからの立ち上げたるや…。
そして次回は、このレジ無し家族経営が、どのようにこの壁を乗り越えて利益戦略を実行したかを
お話したいと思います。どうぞお楽しみに!
続きを早くご覧になりたい方は、こちらの動画で先行配信しておりますので、是非どうぞ。
中小経営者のミカタ!
飲食店はFLR70%で利益を出す&レジすら無い小規模店の利益戦略!
本日は以上です。
本日も、最後まで読んでくださってありがとうございます。
感謝いたします。