【名言】分ければ分かる PDCAを回せない日本企業


私は、中小企業診断士が集まる勉強会・研究会にいくつか参加しています。
人に教える先生業というのは、自分自身が学ばなければならない職業ですし、学ぶのを止めるときは教えるのを止めるときだ、とも言われます。私も、その通りだと思っています。

そんななか、同業者がその知見を交換し合う勉強会・研究会は非常に有意義な場合があり、私もいくつか積極的に参加している会があります。今回は、そんな会の1つで教えられたお話です。


PDCAを回せない日本企業

組織の目標管理と達成の為には、PDCAが重要です(知らない方はググってください)。
しかしの、これが得意な会社は少なく、苦手な会社が多いです。特に”C”のCheckが出来ていない会社が多いですね。

例えば、営業部が月に200件訪問という目標を立てましたが、150件しか訪問できなかったとします。
この結果に対してCheckをする事が大切なのですが、それが出来ない。なぜ?という深堀が苦手なのです。

150件という結果を肯定して「次は頑張る」とか「そもそも目標が高すぎた」としてしまう場合が多い。これは、あなたの会社に限らず、どこの企業にも見られます。私は、会社員時代にアジア・欧米の会社とも取引をしていましたが、やはりこのCheckが苦手な事は、日本企業の特徴ともいえます。


分ければ分かる

なぜCheckが出来ないのか、をつぶさに見ていくと、結果を全体でしか捉えていないケースが多いです。
つまり、150件の中身を検証せずに、150件という数字のみを見ている、というケースです。

このとき力を発揮するのが、本日の名言「分ければ分かる」です。


・ 目標200件の訪問リストはあるか?
・ 200件のリストのうち、訪問できた会社・出来ていない会社はどこか?
・ 訪問できた会社は何故できたのか?
・ 訪問できていない会社は何故できていないのか?

という様に、200件を細分化してみていく方法です。

なんだ、当たり前のことじゃないか、そんなの知ってる。目新しくもなんともない。

と思ったあなた。そうなんです、当たり前のことです。そして、これが出来ていますか?
結局、当たり前のことが出来ていないのです。

そして、好業績をあげている会社というのは、この当たり前を継続してコツコツと積み重ねている会社です。

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