美容院はコンビニより多いのウソ

「いまや美容院の数はコンビニより多い」


と同業者のコンサルタントが言っていました。
だから競争が激しくて大変だ、しかも人口減少でさらに競争が激しい、
と彼の論理は続きます。



その場では彼に伝えませんでしたが(他の人もいたので)、
私はたまたま(?)以下のことを知っていました。


有史依頼、コンビニの数が美容院を上回ったことは一度も無いのですよ。


つまり、もともと美容院の方がコンビニより多いのです。
美容院が増え続けてコンビニの店舗数を追い抜いたわけでは無いです。


◆ モノはいいよう

このコンサルの方が言うことも間違ってはいませんが、
ものの言い方がだいぶ偏っていますよね。
敢えて誤解を生もうとしているというか・笑


そして話を戻すと、美容院専門の税理士さんが成り立つくらい、
美容院の店舗数は多いです。
ただ儲かっているお店は多くありません(私も支援しています)。
私の肌感覚だとこんな感じです。

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・ 個人事業のお店だとその市町村の平均世帯収入前後
・ 法人で従業員を7-8人抱えていると、オーナーは年収1000万円、従業員はその半分以下
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最近は面貸しなどもあり、働き方は多様化していますが、
上手にやらないと収入が増えないのがこのお仕事、
というのが私の印象です(あくまでいちコンサルタントの感触です)。


更に話をもどしますと
「こんなに儲からないのだから、私がコンサルしてあげるよ」
というのが、冒頭の同業者のお話の着地点でした。
うーん、うさんくさい・笑(ゴメン仲良しの同業者)。



◆ 儲からない美容院

そもそも美容院は、顧客接点の時間が長い業種なので、
技術力以外に接客力が大きくものを言います。

そして顧客の「飽き」こそが大敵です。
そうです、ひとは「飽きる」のです(これは飲食店にも言えます)。


そんな美容院の経営のヒントを解説した動画を
少し前に作っていますので、お気になる方はご参考にどうぞ。