商品力が弱ければ何を高めるか?


業績の悪い企業の経営支援をしていますと、経営者の方が「自社には強みもないし商品力も弱い」と落ち込んで仰ることがあります。


そうですね、私が決算書やヒヤリングに加えて業界研究しても、残念ながら商品力は無さそうな会社でした。社長さんの言う通りです。


しかし、ですよ。ではなぜお客さんは買いに来るのでしょう?


それは、お客にとって何らかのメリットがあるから、お客さんはこの会社から買ってくれるのですよね。
そこを深堀(ふかぼり)すれば、少なくとも強みは見えてきます。


◆ 商品力が弱いならば

無いで仕方ありません。他の強みを探しましょう。どうせ、一朝一夕に商品力は育たないのですから。

この会社、というかお店なのですがパートの店員さんに、とにかく明るくて感じの良い女性がいらっしゃって、その接客が好評でした。経営者の方は気づいていませんでしたが、これは立派な強みです。

接客が強みであるならば、この店員さんに柔らかく「もう一品勧めてもらう作戦」をやってみたところ、これが思った以上の好成績でした。

はい、そうです。こういうことなのです。商品力が無くても、強みを活かせは売上はちゃんと増えるのです。
このパートさん、貴重な戦力ですから、決して辞めさせないようにしないといけません。そして他の店員さんも是非ともこのパートさんと同じレベルの接客に到達してもらって、販売力で売り上げを増やすことが業績回復の1つの手段です(もちろん、これ以外にもたくさんありますよ)。

今日は、商品力が無くても売上は立つし増やせる、というお話でした。あなたのお店にはあてはまりそうですか?


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