社長の器を何で感じるか
緊急雇用安定助成金という助成金があります。
いえ、正確には今年の5月に新設されました。雇用調整助成金の特別措置拡充の一部で、厚労省が管轄しています。
冒頭から難しい話ですみません。でもここからは易しい、そして少し優しいお話です。
◆社長の器を感じた話
とある社長さんがいらっしゃいました。
世間がそうであるように、この会社もコロナ感染症の影響で売り上げが落ちて厳しい状況です。自社の資金繰り、売上回復策など目先の課題に大忙しです。
そんな中、この方は雇用調整助成金の特別措置拡充され、この緊急雇用安定助成金が出来たことをご存知でした。そして休業させた従業員に補償をしようと、この助成金の活用を決めました。
自社のため、なによりも従業員の給与維持のためです。
従業員のなかには20年以上働いてくれている従業員もいらっしゃって、ただ休業させて給料を減らすのは忍びなかったのでしょう(休業補償をせずに労基署にばれると問題になるという側面もありますが)。
「そんなの当たり前だろ」
「事業主の義務じゃないか」
という方は、理屈は正しいですが現場をご存じありません。
休業補償をしない事業者の問題がニュースで取り上げられるのが現実です。アルバイトの学生が、バイト先から休まされて家賃が払えないというニュースもありました(この助成金を活用すれば、救われます)。
そんななかでこの社長さん、私はとても立派だと思いましたし好感を持ちました。
そして私は深く好き嫌いで仕事をする人間ですので、こういう方を全力で支援したいと思いました。
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