家賃支援給付金を貰う前におすすめする『やるべきこと』
こんにちは、牧野です。
家賃支援給付金の申請開始は6月下旬以降とのことです(6/21現在)。
申請に必要な書類などの詳細は、まだ判明していません。申請を予定している方、もう少しお待ちください
家賃は固定費の王様
やはりお店が営業できないと困るのは固定費ですよね。
家賃はその代表格です(人件費は変動費の側面もありますから)。
さてこの家賃なのですが、お店をやっている皆さんは今回どのように対応されましたか?
日銭商売のお店=経営体力無し
飲食店をはじめとする一般消費者相手のお店は、ほぼ現金商売です。
カード・電子マネーなどの決済方法はありますが、まあ現金に近いと考えてよいです。
日々の売上があれば営業活動が出来ますし、その売上=キャッシュが止まると立ち行かなくなります。
言葉は悪いかもしれませんが、ある種「自転車操業」的な面があります。
そしてそれを裏付けるかのように財務体質が良いお店・会社はあまり見られません。
日銭が入って来るので、その辺が疎かになる傾向があります。
今回はその日銭商売の脆さが浮き彫りになっています。
いまこそ保証金
さて、家賃です。
多くのお店ではテナントとして入居する際に「保証金」を積んでいます。
アパートを借りる際の「敷金」みたいなものですよね。
契約にもよりますが6か月分くらい積んでいるお店もあるのではないでしょうか?
この非常時ですから、家賃が払えなくなったら大家さんとの交渉は必須です。
みなさんやりましたか?
交渉はダメもと
コロナの影響も未来永劫続くわけではありません。
そして大家さんも新しいテナントを探すにはある程度時間がかかります。
ですから、例えば…
先3か月間は、家賃を減免してほしい
減免した家賃の支払は保証金を充当してほしい
という交渉が成り立つ余地があります。
大家さんにしても直ぐに新しいテナントは見つからない場合が多いですし、状況が状況ですから3か月分くらいは交渉できるかもしれません。
ダメもとなのにしない人
ちなみに、コロナとは関係がありませんが、私が過去に支援をした飲食店は30年間家賃交渉一切していませんでした。
30年前というと1990年です。バブル絶頂期に設定したお家賃を払い続けていました。
それくらい、家賃交渉というのはやられていない、という例です。
※家賃と経営を書いた過去記事はこちら
損益分岐点はやっぱり大事
https://nikonikokeiei.sakura.ne.jp/db1st/archives/423
まだ間に合う!いや間に合わせるには
さて、こうした交渉が4月から5月上旬までなら可能かもしれませんでした。
でもいまはむつかしいでしょうね。
なぜなら今回の家賃支援給付金があるからです。
大家さんにしたら「家賃支援されるんだから、しっかり払ってね」です。
ですので、こうします。
交渉はダメもと。大家さんへのジャブです。
そして右ストレートは保証金。これでクリーンヒットをねらいましょう。
保証金なんて、大家側でも店子側でも双方で死んでいるお金ですからこういう時にこそ活かせばよいのです。
誰も損しませんよ。
ちなみに、こんな交渉をもうできている方は、日銭商売ではない強さがお店にもあると思います。
もし出来ていなかった方がおられれば、補助率2/3~1/3ですから、補助にならない部分だけでも、交渉なさってみてはいかがでしょうか?
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