小規模事業者持続化補助金 素人が自力申請して採択されるのか?
持続化補助金を通すために知っておきたいこと
先日おすすめした小規模事業者持続化補助金です。
「自力で申請書を書いても通りますか」という質問をよく受けます。
結論から言いますと通ります。そうしている方を何人も知っています。
一方で私は自力作成をお勧めしていません。それはこういう理由です。
持続化補助金 プロの採択率の高さ
プロが作ると10時間くらいです。30分~1時間のヒアリングをした後に2日くらいで申請書ができます(私の場合)。
料金はひとそれぞれですが、聞いた話ですと補助額の10%+着手金数万円という方がいらっしゃいます。この辺は先生に寄りますので、一概には言えません。
ただ一般にプロに頼めば採択率は上がります。
私の肌感覚ですと採択率は…
プロに依頼 95%以上
自力 60%
全体平均 80%
という印象です。あくまで2020年の採択結果をみた肌感覚です。
これを自力で申請しようとする方は、以下をご覧ください。
つらい時間を過ごすことになる
自力作成の場合です。
申請書をA4用紙で10ページ書いて、1か月くらいかかった、という方がいます。作業時間にすると、だいたい30時間くらいとのことでした。2日に1回作業、1日1~2時間で15日間、といった感じだったみたいです。「大変でしたし疲れました」とのこと。
この方はこれで50万円の補助金を得たので、時給にすると1万数千円です。
さて、これはお得でしょうか?
『時間を買う』という発想
50万円の補助金を得るのに、30時間はらうか、10万円(くらい)払うかという事ですよね。10万円払っても差引40万円お得ですから、わたしならプロに依頼します。
浮いた30時間で効果的な販売促進を考えた方が、費やす時間の価値が上がります。
まとめるとこういう質問になります。30時間をどちらに費やしますか?
①申請手数料の10万円節約するために苦手な作業をする
②補助金50万円を使って200万円売り上げるための販促を考える(ご自身の本業です)
さて、どっちがお得でしょうか?お分かりになりますよね。
商工会議所で指導を受けて申請書を書くのも良いですが『何度か訪問した上に強いダメ出しをされて耐えられなくて』という方もおられました。お金を節約しようとすると、思った以上に辛いことに耐える必要がありそうです。
『それでも申請費用を節約したい』という方は、是非とも自力で頑張りましょう。ご自身の事業を考える上で、良い経験になることは間違いありません。
最後にひとこと。
『お金で買える最も価値のあるものは時間だ』 村上春樹
私もそう思います。
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