『○○はもう古い』を支持しない戦略上の理由

先日『小さなお店のWebマーケティングセミナー』の講師をやらせて頂きました。

HP・ブログ・SNSを使った集客導線や、集客の全体設計のお話、HP・ブログ・SNSの個別の役割などをお話しました。


インスタを始めたけど、うまくいかない

LINE公式アカウントの活用方法がわからない

そもそもホームページっているの?

こんなお悩みを解決しようと企画してみました。


そして、参加者はこういうセミナーに来る方々ですので、ご自身の現在のWeb集客導線にお悩みをお持ちの方が多かったです。

別に宣伝ではありません(もう終わりましたし)。

『遅れている人』から共通して受けた質問


セミナー後に個別の質問を受けたのですが、共通しているのはこういうことでした。


『自分はITツールを使いこなせていない』

『若い人との差を感じる』

『周りはもっと上手に使っている』



うーん、みなさん時代の波に乗れていない事に不安なのですね。良くわかりました。

でも、ご安心ください。


上手く行っているのは全体の2割


私の肌感覚で恐縮ですが、小さなお店のSNSで(私が見る限り)有効に集客できているのは2割くらいです。

ただ、この上手に集客する少数派が目立つし羨ましいのかもしれませんね。みなさんそこに目が行ってしまってます。そして大多数の8割が上手く行っていないのに、自分もやろうとします。

そこにあるのは、失礼ですが『無知からくる焦り』です。

『古い』という恐怖感


『○○はもう古い』 ->えっ、自分○○すらやってないのに…

『○○やってないんですか?』 ->やってない自分は劣っている…

『○○ってあるんですよ(目の前でさくさく使われて)』 -> 自分とは先進性が別次元…


こんなことを言われたりやられたりすると、焦るんでしょうね。

『進んでいる相手に恐怖を感じる』と言っても言い過ぎではないかもしれません。


しかもビジネスですから、こうしたことで『誰かが得をして自分が損をしている』と思うと、いてもたってもいられなくなります。


そのような焦りから新しい道具に手を出して、結局つかいこなせずに放置している人を私は何人か(何人も?)知っています。

『適者生存』を勘違いするな

『適者生存』を勘違いするな



はいそうです。適者生存です。


ダーウィンの進化論ですね。ビジネスでも良く使われる例えです。


『〇〇をやっていないと、自分は適者生存できないのでは?』と思うわけです。

でもね、


○○やっている人はその人のビジネス分野では適者かもしれませんけど、○○があなたのビジネス分野であなたがそれをやっても適者ではないかもしれませんよね

焦る気持ちをわきに置いて、一旦落ち着いて考えてみてください。

例えばこういうことです。

・ Aさんのお店はインスタやっていなかった。

・ Googleよりもインスタを検索するお客が来た。

・ 『インスタやってないんですか?』と言われた


それはお客の問題であり、お店の問題ではありません。

もちろん、こういうお客をとりたければ、新たな労力をかけてインスタをやってください。インスタ導入をして『継続・改善』できれば無駄にはなりません。

でもそこまでたどり着ける余力が小さなお店のあなたにありますか?


そしてこういう新しいもの好きの客は、数年前には『Facebookやってないんですか?』と言っていたかもしれません。

戦略とは戦いを略すこと



小さなお店は経営資源が限られています。だからこそ無駄な事はできません。

『戦略=戦いを略すこと』が必要です。

そして略すことを怖がるから、いろんな道具に手を出そうとするのですよ。


ということを、先日のセミナーで強調しました(ご出席者には伝わっていればいいな~)。



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