リピーターがビジネスを安定させる を自身で検証する
少し前にこんなセミナーをやらせて頂きました。
『お客様との関係を築きリピーターを増やす小さなお店のwebマーケティング』
このセミナーでは、リピーターを獲得することが大切であり、経営を安定させる上で重要である、という内容でお話をいたしました。
そしてこのこと自体はマーケティング上、ある種の『常識』ですらあります。
ただし一般的に『常識』となったものは検証がなされない傾向にあります。
今回は自分自身はこの『常識』にあてはまっているのかどうなのか、を検証してみました。
今年1年の実績を検証
この記事を書いているのは10月です。
少し早いのですが、今年1年の私自身の実績を振り返ってみました。
具体的には私自身のビジネスで、新規顧客とリピーターのどちらがより多くの利益をもたらしてくれたか、を調べてみました。
ちなみに、私の場合は『時間』が貴重な経営資源であり、売上に占める『経費』が少ないビジネスですので、売上金額で比較しています。
結論から言うと全くの新規顧客は金額ベースで全体の10%以下。
既存顧客からの紹介と、既存顧客のリピートが全体の約90%を占めていました。
自画自賛ではありませんが、紹介を頂けるということは、過去の仕事の質と費用を評価して頂いたということに他なりません。
本当に、ありがとうございます。
おまけ
『紹介された顧客は、初めて仕事をする客なのだから新規顧客だろ』
というツッコミが聞こえてきそうです。
そうですね。そういう考え方もあります。
ただ私は『既存顧客が生み出した売上である』という視点で捉えています。
そして、この結果から言えるのはこういうことです。
コツコツと真面目に仕事をしている
一方で、新規顧客の比率が少なすぎることが懸念です。
この比率を20%くらいに上げて行こうと考えます。
実は20%くらいだろう、と思って仕事をしていたのですが、あらためて調べてみるとこんなに少なかったのか、と。
そしてこうした気づきも、自身の活動を振り返る機会をつくったからこそわかることです。
つまり 『PDCA』ですね。
事業者さんにはその重要性をお伝えいたしますが、私自身もそれを実行しています。
他人にお勧めしていることを自分自身でやらない様ではいけませんよね。
基本に忠実に、コツコツやっております。