中小企業の利益目標はどう立てる?
おはようございます。中小経営者のミカタ! 中小企業診断士の牧野史登です。
本日も読んでくださってありがとうございます。感謝いたします。
今回も、孤独に頑張る中小・小規模企業の経営者の方に、お役立ち情報をお届けしたいと思います。
今日は利益目標についてです。
◆こんな質問を何社かで受けました
利益目標はいくらいにしたら良いですか?
という質問を何社かで立て続けに受けました。
具体的には、最近支援した以下3社で連続してこの質問を受けたのですが、それ以前にも同様の問いをされました。
・ 中古車部品販売業
・ 洋食屋
・ 整骨院(個人事業)
私は正直にいいますと「経営者なのだから自分が手にしたい額を目標にすればよい」と思うのですが…、
それはコンサルタントに期待する答えでは無いので、いつもこう答えています。
◆赤字から脱却する段階の企業
実は、前出の3社は全て赤字会社でした。
金融機関からの依頼で、経営改善計画の策定支援にお邪魔した際の質問だったのですが、この段階の企業には常にこう答えています。
現状+アルファ
をするために必要な金額を利益目標に!
例えばですが…”+アルファ”の部分、とはこういう事です。
<中古車部品販売業>
・ 社員への昇給ができていなかったので、その金額を追加
・ 賞与アップ分を追加
・ 新規の設備投資は不要、買い替えだけで対応できそうなので、買い替え費用を追加
<洋食屋>
・ 5年後に改装をしたいので、その費用
・ 食器なども買い替えたいので、その費用
・ 将来的に2号店をだしたいので、そのための内部留保
<整骨院>
・ お手伝いさんを雇いたいので、その費用
・ 宣伝広告をしたいので、その費用
◆ 企業規模が大きくなると
さて、企業規模が大きくなると、これ以外にも検討に含めた方が良い要素があります。
それについては、次回お話させてください。
今回・次回の内容を動画にまとめてみましたので、是非ご覧ください
中小経営者のミカタ!
中小企業で利益目標をどう立てるかの質問にこう答えました(事例紹介)
00:54 支援企業から出た共通の疑問
01:37 事例① 自動車部品販売業
02:45 事例② 洋食店
03:34 事例③ 整骨院(個人)
04:25 少し企業規模が大きくなると
05:12 競合分析 美容院の事例
06:09 最後に一言
本日は以上です。
本日も、最後まで読んでくださってありがとうございます。感謝いたします。