新しい事はやっぱり出来ない中小企業が多い

おはようございます。中小経営者のミカタ! 中小企業診断士の牧野史登です。

本日も読んでくださってありがとうございます。感謝いたします。

今回も、孤独に頑張る中小・小規模企業の経営者の方に、お役立ち情報をお届けしたいと思います。


本日は、新しい事が出来ない会社のお話を致します。


◆ 新しいことが出来なかった赤字の会社


別に文句や悪口ではありませんので、そう思わずにご覧ください。


赤字の会社(飲食・小売業)に経営支援に伺いました。
経営改善計画を作って、改善策と施策のスケジュールまでを決定し、私の支援は終了しました。
そして半年後、フォローアップの支援に伺ったのですが、改善策4つのうち、2つしか出来ていませんでした。

しかも、1つは取引先との交渉決裂、2つめの販売促進策は2回やって結果が出ずに諦め終了、です。


これを聞いて、こう思いました。

やっぱりな・・・。

◆ 感想とありがちな話

自分の立場は、「単発の支援依頼」でしたので、施策実施まで深入りさせて頂けませんでした。

ですので、残念な結果ですが、これ以上できることは無いので「やるだけやった感」をもって納得しています。

「報酬以上の仕事はした」という自負もあります。

ただ、この会社の将来を思うと残念な思いがありました。

正直、経営者のやる気の問題は最初からありました。というもの、 残念ながら、会社をよくしようという気は最初から見られませんでした。


なぜなら、こちらの提案に「できない理由」ならべるのがとても上手でした。


やる気スイッチに火をつけられなかった自分にも反省点はあります。しかし、取引金融機関の依頼で、やむを得ず支援を受けていたこの社長には、残念ながらこれが限界だったのかもしれません。


◆ ここからわかる事

やる気のない人に愚痴を言うのではなく、前向きな意見を言いたいです。

台所事情の苦しい会社を支援していて思うのは、経営支援の施策を実際にやり、それを継続してくれる会社が10社中1社くらいしかない事です。

つまり、これができればあなたの会社は上位1割、という事なのです。

たいがいは、その場がしのげればよいという会社です(あくまで自分が、厳しい会社に依頼で行くケースに限ります)。

つまり、多くの方が、新しい事の継続について、出来ていないので、それを少しやるだけでその積み重ねが大きな差となって表れる事になります。


黒字が出ている会社というのは、こういう事ができている会社が多い、という事をお伝えしたかったです。


今回の内容に興味を持たれた方は、是非こちらの動画をどうぞ。

中小経営者のミカタ!
新しい事は出来ない会社が多いので、出来る会社は相当すごい(事例紹介)

00:55 事例企業紹介
01:53 改善案ができない企業への所感
02:42 やる気のない会社をやる気にさせる事ができるか
03:40 新しい事ができると
05:29 最後に一言


今回は以上です。

本日も、最後まで読んでくださってありがとうございます。感謝いたします。