【余談】恥をかきたい人間はいない
私はよく間違えます。
ですので、間違える人の気持ちが分かります。
偉そうなことを言いたいのではありません。
よく間違えるので、間違える人の気持ちがわかってしまう、という話をしたいのです。
◆ 間違わせてあげてほしい
間違いをその場で多くの人の前で指摘する事を、私はしません。
そんなことをしたら、指摘された人は私に対して「自分の間違いを正してくれた素敵な人だ」と好意を持ってくれるでしょうか?もちろん、そんなわけはありませんよね。
「恥をかかせやがって」
「こいつとはもう付き合わない」
などと恨みを買われて終わりです。
ですので、私は他人の間違いに気づいてもスルーしています。ほぼ100%スルーです。相手が社長であれ、部長であれ、一般社員であれ、それぞれに誇りがあります。それを些細な間違いを指摘することで傷つけてはいけませんよね。
こんな事をしていると、気が付く事があります。
◆ 指摘しなければいけない間違いは、そうは無い
ほぼゼロです。
というかゼロですね。
この1年くらいですが、他人の間違いに気が付いたことがおそらく10回以上ありましたが、スルーしても何の問題もありません。
なぜなら、大概は誰かが指摘するからです。そうです、そういう「親切」な方に人柱になって頂いて世の中は何の問題も無くまわっています。
生まれ持っての正義感なのか、その人の事が嫌いなのか、はたまたこれまで受けてきた教育の問題か。人の間違いや矛盾を指摘したがる「輩」が多い事に気が付くと、世の中が少し変わって見えます。
◆ 間違いを指摘する人のメンタル
前述の通り「ここ1年で10回くらい」その場面に立ち会いました。
残念なお知らせです。
間違を指摘する方の中に、謙虚な方はひとりもいないように、私は感じてしまいました。控えめに言っても。
大概はどなたかがプレゼンをしている発表の場でした。
矛盾や間違いを指摘する人は、概ね偉そうでした(ごめんなさい)。こんな言われ方をされたら、素直に間違いを認められないよなと同情してしまします(しかもひとまえで…)。
俺は間違いを教えられた被害者だ。そして、それを訂正した正しい人間だ。
という態度に見えてしまうのは、きっと私がまだまだ未熟だからでしょう。
些細な間違いを指摘されて「それくらいスルー…」と思ってしまった牧野でした。