赤字会社の社長はなぜ高級車に乗るのか

お金が無くても高級車に乗っている社長


わたしが行く会社のほとんどは利益が出ていない中小企業です。

決算書をみると赤字ですし債務超過です。債務超過ですので、金融機関が融資を止めると倒産する、という状態ですね。


でも、そんな会社の社長が乗っている車は、ヴェルファイア、レクサス、BMW などなど。

うーん、どこから見ても高級車です。しかもいつもピカピカ。自分で洗車しているはずありませんから、間違いなく誰かに洗車させてますね。


ちなみに、決算書から読み取るとこれらの社長さんの年収は多くても1,000万円、少なければ500万円くらいです。

これらの高級車が買える年収ではありますが、買わずに他に回しても良さそうですよね。

さて、赤字会社の社長はなぜ高級車に乗っているのでしょうか?


車が好きだから?
見栄っ張りだから?
自分を奮い立たせたいから?



という理由もあるかもしれませんね。でもここには『商売上』ちゃんとした理由があります。

金持ちだと思われる必要性



お金持ちであることは、ビジネスを進めるうえで重要です。


仮に社長さんをお金持ちと貧乏に分けてみます(言葉が適切でなければすみません、あくまで便宜上です)。そして例え話を1つします。


このたとえ話はその昔、高額納税者日本一になった某お金持ちの方の言葉です。


貧乏な人、もしくは身なりや持ち物が貧乏そうな人を考えてみましょう。こういう人が自社の魅力や商品・サービスを一生懸命説明すると『この人、私を騙そうとしているかも』と思われかねません。
一方でお金持ち、もしくは身なりや持ち物が良い人が一生懸命説明をすると『私のために一生懸命説明をしてくれるいい人』に思われます。


うーん、そうですね。私もそう思います。ですので、社長は高級車に乗って高級腕時計をする必要があるのです。それはある意味『商売道具』ですよね。

なぜ高級車か?



実は高級時計は会社の経費になりませんが、高級車は会社の経費になります(それもおかしなものですよね)。

ですので、赤字の社長でも高級車に乗るのです。それはある意味『必要だから』乗っているのです。

金融機関の方が、赤字で債務超過の社長が高級車に乗っている事が気に入らずにグチグチ仰っていたことがありました。

この金融機関の方には融資係というこの方の立場があるので、グチグチしてしまうのは仕方ないです(ある種の嫉妬もあったかもしれません)。


でも経営というものを決算書だけでは無く、『商売』という視点で見ると高級車の理由がわかるのです。


『車なんて走れば何でももいいでしょ、お金ないんだから』

という意見は、ある面では正しいのですが常に正しいとは言えません。お金をかけるべきところにはかける必要があるという事です。

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