大切なのはお金ではない
お金という魅力的な商品
私は、中小企業の補助金申請のお手伝いをすることがあります。
補助金申請は、成果の分かり易い仕事です。
そして「採択されればお金がもらえる」という直接的な効果が企業側にはあります。
扱っている「お金」という商品が多くの方にとって魅力的だからでしょう。金融機関の方は共感してくださるかもしれません。
お金に集まる経営者
商品の魅力という意味でも成果が分かり易いとう意味からも、補助金申請の仕事はご依頼が多いです。
さて、そんな補助金の申請を支援している際にこんな経営者がいました。
「うちの会社は社労士が提案する補助金（助成金の間違いですね）を申請していて、年間400万円くらいもらっている」
「おたく(牧野の事です)はうちにどんな補助金を提案するのか？」
いろいろな会社を見ていますが、きっとこの方の会社は長い目で見てうまくいかないでしょう。
以前にこんな記事を書いていますので、ご参考人なさってください。
そして私が積極的に支援することもおそらくないと思います（浮世の義理で何かをすることはあるかもしれませんが）。
この方を支援して〇十万円のお金を貰うことは、私にとって意味のない仕事ですので。
超基本：お金はやりたいことをするための道具
やりたい事があるのであれば、それを実現するためにお金が必要になります。
自分で稼ぐなり、誰かに出してもらうなり、借りるなり、調達方法は様々です。補助金もそのうちの１つですね。
やりたい事があるからこそお金が必要になる場合があります。
一方で、ただお金が欲しいのであれば別に事業を起こす必要はありません。他にもお金を得る方法はあります（どちらかというと事業を起こすというのは資金効率があまりよろしくない場合もあります）。
やりたいことをやる
どうもこの社長さんはお金とやりたいことの順番が、私とは違う様でした。
私はやりたい事があるが資金に乏しい方のために補助金の申請をしたいと思っています。
一方でこの方は、お金がもらえるのであれば、何かしようと思っているということですね。
そしてこの方の考え方は、お金を失う結果を招く事が多いと私は考えます（あくまで個人の経験上ですが）。
ただし、わたしもこの方も「やりたいことをやる」という点では共通しています。
そのやりたい事の方向性というか順序が一致しないだけですので。
そして私は、自分のやりたいことをやりたいので、こういう方の支援はしないということです。
お金が絡むといろいろな人が集まる
前述の通り補助金の支援という仕事は「採択されればお金がもらえる」という直接的な効果がありますので、いろいろな方が集まってきます。扱っている「お金」という商品が多くの方にとって魅力的だからでしょう。
多様な方が集まると、自分と価値観の異なる方も増えますね。
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「お金もらえるなら何かします」という会社
「『タダでホームページ作ります』と企業を勧誘して、企業側がよく理解しないままに補助金でホームページをつくるWeb制作会社」
「ペーパー会社」を何社も作って補助金申請する経営者（と呼べるのか？）
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こういう方々でもお客と割り切ってお付き合いするのも見識ではあります。私はそれをしないというだけです。
なぜなら自分のやりたいこととは違うからです。
加えてこうした仕事でいくばくかのお金を得ることが自分自身の将来に繋がらないとも感じるからですね。
目先のお金に惑わされずに、これからも「やりたいこと軸」を大切にしていこうと思います。
以上、私の考え方をお話させて頂きました。共感してくださる方がおられたらとても嬉しいです。
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応援してくださってありがとうございます。
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