個人事業主が従業員を雇うとき

個人事業主の方は、1人で事業をしている方が圧倒的に多いです。

勿論、ご家族が専従者として一緒に働いている場合もありますが、それはあくまで『ご家族』ですので純然たる『従業員』とは少し違います。

そして事業が順調に育ってくると『そろそろ従業員を雇おうか』と考える時期があります。

では事業がどういう状態になったら従業員を雇えばよいのでしょうか。

今回は、事業が順調に成長している個人事業主さんから相談を受けましたので、そんなお話を書いてみます。

従業員を雇用する条件

一般的には事業計画を立てて『売上高〇〇万円以上になったら1名雇用』ということを検討します。あくまで一般的には。

でもその売上高〇〇万円が、今後も続くか分かりません。そんなことは誰にも分らないのです(本当に)。

一方で雇った従業員は売上が減っても容易に『辞めてほしい』とは言えません。

勿論、法律上も「客観的に合理的な理由を欠き社会通念上相当であると認められない場合」は解雇無効になります

(解雇権濫用法理というやつです、興味がある方はググってみて下さい)

ですから、多くの事業主さんは従業員の雇用にとても慎重です。

パート・アルバイトに加えて派遣社員が増えたのも、こうした一面が影響していると考えます。

逆の言い方をすると、こんな将来不透明な状況で従業員を雇用されている経営者の方々がいかに凄いことか、ということです(と私は考えます、あくまでよだんですが)。

従業員を雇う決断をするとき

一方で、個人事業の方が『従業員を雇う』判断をするときが確実にあります。

もちろん『私が考えるに』ということですが。

それはこんなときです。

『なぜか以前より仕事が増えた』
『なんでか分からないけど、よく良い合わせが来るようになった』
『儲けはたいして増えていないけれど仕事は増えた』
『忙しくて依頼のある仕事を待ってもらうようになった』

個人事業主の方からの経営相談を受けていると、順調に事業が成長している方にはこういう段階が訪れます。

この段階は事業を更に成長させるか、1人で出来る範囲に留めるかの重要な分岐点になります。

ポイントは『このような忙しい状況が何故起きたのか』ということです。

急に忙しくなったのはたまたまではない

なぜ急に仕事が増えたのでしょうか?

一言でいうと、それは個人事業主であるあなたの認知度が一段上がったからです。

仕事の実績と成果を積み重ね、周囲との繋がりと信頼を得たで『一段ブレークした』ということですね。

実際に、相談を受けた多くの個人事業主さんがこの段階を経験されています。

そして、このタイミングを経た後に従業員さんを雇用したという方々は、多くの場合が一段の成長を遂げていらっしゃいます。

それはご自身のステージが一段上がったからです。

こうなると前述の『忙しい時期』を経て、売上と利益は自然に増えてきます。

従業員を雇える環境が作られていきます。

人を雇いたいけれど、雇用を継続できるだろうか

と不安を感じている方は、是非とも参考になさってください。

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