後継者不在は経営者自身に問題があるのだ

自分はもう引退したいが後継者がいない

というご相談を受けました。

正直申し上げてよくあるご相談です。

ご相談される経営者は70歳前後の方が多いのです。

人を残すのは上

プロ野球の名監督だった野村克也さんが大事にされていた言葉の1つです。

財を残すは下
事業を残すは中
人を残すは上なり

もともとは明治時代の政治家で南満州鉄道の初代総裁などをつとめた後藤新平の言葉です。

人を残すというのは重要な事です。

そしてそれは直ぐにはできない、時間をかけてしかできないものです。

更に言うならば中小企業には良い人材は入ってきません。

来た人材を育て上げるしかありません。ですから上場企業などよりも『人を残す』のは大変なのです。

自分はこうした相談を受けながら『経営者の手腕』を感じずにはいられません。

一方で、その『経営者の手腕』をサポートするのが自分の仕事です。

実際問題、直ぐに結果がでるものではありませんが、時間を味方につけることで解決できる問題でもあります。

おまけ

後継者がいなければ事業を終わらせるというのも選択肢の一つです。

特に事業を終わらせても借金が残らない状態であれば、有力な選択肢となります。

私も借入の状況を聞きながら『引き継ぐのではなく終わらせるという考え方もありますよ』という説明をすることもあります。

借入金を残さずに事業を終了できるというのは、あまり多くはありませんが、実は幸せな事例なのです。

そこで邪魔をするのが『みなさんへのご迷惑』という名の『ご自身のメンツ』なのですが、それさえ乗り越えることができれば、幸せな終着点が迎えられます。

ただし、それも経営者ご自身では決断ができなかったり、決断の時期が遅れて借入が膨らんでしまったりする場合があります。

ご自身で長年育てて続けてきた事業を終わらせるの決断というのはなかなか出来ないものです。

誰かが助言をする必要があります。

そうした助言をするのも自分自身の仕事、と考えています。

後継者育成と同じく、時間は掛かることなのですが。

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