なめられやすい人には特徴がある
なめられたのはどちらか?
数か月前に一度だけ仕事をした会社から電話がありました。
着信があったのでこちらからかけ直したところ、こんな要件でした。
以前、牧野さんに頼まれて送った役員の生年月日メールの送信履歴が見つからない
その情報が必要になったので転送してもらえるか?
この方とは、別に親しい中でもありません。数か月前に一度仕事をしただけです。
そして「大変申し訳ない」という口調でもありませんでした(私見です)。
着信に留守電を残したわけでもありません。着歴だけです。
そしてあなたが調べて送った情報ですから自力でもう一度調べられるはずです。
正直呆れてしまいました。
ただ私は無駄な争いで時間と自身のメンタルヘルスを失いたくなかったので、直ぐに対応しました。
さて、私はこの方になめられているのでしょうか?
いいえ、逆です。
なめられる行動には源泉がある
この方は、私に依頼することで自身の手間(もしくはもう一度役員に問い合わせする精神的負担)を省きました。得をしたと思ったかもしれません。
私に言わせれば、この方は『小利』を得たわけです。そして大切なものを失いました。
それはこの方自身の価値です。
小利を得るために、数か月前一度仕事をしただけの『社外』の人に電話をかけてくる人間であることを知らせてしまったわけです。
考えれば分かる事ですが、それは決して尊敬される行動ではないはずです。
私はこう考えます。この人は敵に回しても全く怖くありません。
なめられる行動の源泉はこの「小利を得る」ことです。
「小利を得ようとする人間」という自らの小ささを知らしめてしまうことになるのです。
「合わない」直感はあたっていた
実は私のこの方に対する人物評は以前の別な出来事で、既にできあがっていました。
その人物評を信じて、過去に私はこの方に電話で厳しい指摘をしています。確かに敵に回しても怖くない人でした。今回はその人物評が更に強くなったということですね。
つまり、自分の評価を下げてしまった、その評価を固めてしまったという事です。
小利より大切なもの
ビジネスの世界で何より大切なのは信用です。
信用の為に目先の利益を考えずに、いわば採算度外視で行動することは良くあります。
採算度外視の行動が如何にして起こるかは、こちらの過去記事をどうぞ。
この方は小利と引き換えに、その信用を失ってしまったという事です。
きっと私はこの方の電話にはもう出ないでしょう。少なくとも着歴には反応しないと思います。
私の場合はその程度の行動ですが、もっと近しい人間からは更に大きなマイナスを得ていることでしょう。
こうして自分自身の伸びしろや他社の助けがどんどん削がれていくのです。
目先の小利を得るほど、大きな利益は遠のいていくのです。
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