単発の折込チラシから、リピーターを獲得するには?

リピーターが獲得できない



リピーターを獲得したいのだけれど、なかなか思うように獲得できない


とお悩みのお店が多いです。

そんなお店に『リピーター獲得のためにどんなことをしていますか?』

と聞いてみると、案外なにもしていない場合が少なくありません。

今日はそんな方々に、興味深い事例を1つ紹介したいと思います。


お悩みは「セールでの品切れ対応」



服屋さんの事例です。

新聞の折込チラシを活用してセールのお知らせをしました。セール期間中たくさんのお客さんが来てくれて、売上目標は達成できました。

しかし、品目別にみると、Mサイズの服は品切れとなり、SサイズとLサイズは若干売れ残りがでています。

こんな状況だったので、セール期間の終わりの方でMサイズを買いに来てくれたお客さんには「売り切れです、ごめんなさい」をしたとの事です。

セール品の品切れ対応に知恵を出そう



さて、私はこのお店の社長さんと次回のセールについての意見交換をしました。

社長さんは「Mサイズの仕入れをもう少し増やそうと思う」と仰っていましたので、私も同意しました。

一方で仕入を増やしても売れないと在庫になってしまいます。

そして、いうまでもなく在庫がかさむと経営を圧迫してしまいます。とくにアパレルは季節ものですので売れ残ると処分に費用がかさんでしまいます。

ですので私は「売り切れごめんなさいクーポン」を提案しました。


勿論、仕入を増やす事は検討して良いと思います。増やした分が売れれば経営上は良いことですから。

一方で仕入れを増やすリスク(この場合は売れ残りと資金繰りです)を考えると、リスク回避策もあわせて考えたいです。


ですので「売り切れごめんなさいクーポン」をお客様に渡すのです。

大切なのは目先の売上『だけ』ではない



「売り切れごめんなさいクーポン」をお客様に渡すことで、セール品以外の購入・セール期間後の購入にも繋がります。

「クーポンを出したら利益が減るじゃないか」

と思った方。その通りです。

でもせっかく来たのに売り切れだったら、そのお客さんはもうこのお店に来てくれません(来てもらえると考えているとしたら、ちょっと甘いです)。

そんなお客さんにどうしたら来店・購入してもらうか、考えることが大切です。

リピーター獲得につなげる



ちなみに、私はそのクーポンを使用するときに「LINE登録もあわせてお勧めしてください」と提案してみました。

クーポンで割引した分、お店はしっかりモトをとりたいですよね。

こうしてお客様と繋がることで、リピート獲得の下地を作るのです。

クーポン使用後にもう一度来店・購入してもらえれば、クーポン分なんてすぐにモトがとれます。

ゴールから考える


この「売り切れごめんなさいクーポン」のアイディアは、このお店の社長さんにたいそう喜ばれました。

そして会話の中でスラっとアイディアを出したことに驚かれました(別に自慢ではありません)。

どうやったらこんなアイディアが直ぐに出てくるんですか?

と聞かれたのですが、それは簡単です(自慢ではありません)。

『リピーターを獲得したい』というゴールから考えれば、日々の活動も徐々に「リピーター獲得視点」になってきます。

このお客さんにもう一度お店に来てもらう為にはどうするか?

お客さんと繋がっていれば、お店の商品やサービスの情報を提供できるはずだ。

じゃあお客さんと繋がる為にはどうしたらいいだろう?

こんな順番でやることを考えてみると、案外すんなりアイディアはでてくるものです。

もちろん、ちょっとした慣れや訓練は必要ですけれど、それは(ほどんど)誰にでもできることです。

少なくとも、過去の支援企業を見ている限りでは。





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