小規模事業者持続化補助金一般型 初めて申請書を書く方へ

小規模事業者持続化補助金を自力で申請したい!



私は中小企業診断士という資格を持って経営コンサルタントをしています。

そしてこの記事を書いている時点で、小規模事業者持続化補助金のお問い合わせをほぼ毎日頂いております。

まだまだ補助金が必要な方が多いようです。

今回のテーマは自力で申請書を書きたい方に向けて、です。

そして、自力で書く方に向けてお役に立てるように、申請者のスキルにあわせてレベル分けして記事にしております。

さて、ご自身がどの段階にあるでしょうか? 是非ともお役立てください。

レベル0 パソコン(word)が使えない方


すみません。。。

このレベルの方はパソコンが得意な方に代筆をお願いしましょう。

たまにいらっしゃるのですが…、本当にすみません、このレベルでは自力申請は不可能に近いと私は考えます。

こうした方には過去にこのような記事を書いていますので参考になさってください。

『いい機会だからパソコンのスキルを上げたい』

↑もしもこうお考えになるならば、少なくともパソコン教室に通ってからにした方が良いです。

正直申し上げてwordの使い方もよくわからないレベルでは、勝負になりません(断言します)。

さらに言えば、仮に採択されたとしても、補助金事業を行った後の実績報告にも相当苦戦される事でしょう。

レベル1 wordを使って自力で書ける方



私が経営相談をしている窓口によく来るのはこのレベルの方です。

そして『始めた申請書を書いた』という方の8割はこんな傾向にあります。

経営計画の『1.企業概要』の文章量が多く、補助事業計画の「2.販路開拓等」「4.補助事業の効果」の記載が極端に少ない

経営計画書と補助事業計画書を参考までに以下に貼っておきます。

ダウンロードはこちらからどうぞ。

令和元年度補正予算 日本商工会議所 小規模事業者持続化補助金 :: 申請について
https://r1.jizokukahojokin.info/index.php/sinsei/

こうした方は…、

自分がいままでやってきたことはある程度書けるのですが、これからやりたい事はあまり書けない

…というパターンです。8割このパターンです、本当に。

残念ですが、こういう方が採択された例を、私は見たことがありません。

レベル1の方に向けた対策(重要)

対策は簡単です。

補助事業でやりたいことを整理して書いてください。

その時大切なのは以下の視点です。

誰に・何を・どのように(超重要!)

補助事業は販売促進策を書きますので、この切り口で書くと、申請書が書きやすくなりますよ。

レベル2 自力で8ページ埋められる方



一応、2021年2月の締切分から、全8ページ以内という制約が設けられました(経営計画と補助事業計画の合計枚数が)。

自力で8ページ埋めらる方はまずますのレベルにあると思います。

そういう方には、申請書全体を読みやすくする、こんな工夫をお勧めしています。

小見出しを付ける

これがあると、自分が何を書いているのか・何を書けばよいかがはっきりします。

そして読んでいる側にも「何が書いてあるのか」が伝わります。

小見出しに関しては、以前この記事でも、採択される書き方に触れていますので、ご参考になさってください。

レベル3 自画自賛できる申請書が書ける方



こういう方は、申請書の内容に予備知識のない人に一度、読んでもらいましょう。

可能であれば中学生くらいが適当です。このくらいの方が「一読して内容を理解できる」レベルであれば、採択される可能性が出てきます。

こういうレベルの方が窓口相談に来る場合は、私もあまりコメントをせずにおります。

肌感覚ですと10人に1人くらいです(知人の診断士は20人に1人と言っていましたが…)。


最後に


さてさて、いかがでしたでしょうか?

私自身は、過去にこんな記事を書いていますし、申請書は専門家に任せることをお勧めしています。

ただ、「ご自身で書きたい」、「専門家にびた一文払いたくない」、「とにかく一度チャレンジしてみたい」、などなど様々な方がいらっしゃるのも事実です。

ですので、今回のこの記事がこうした方々のお役に立てば幸いです。





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