持続化給付金とコカコーラとおばあさん

おばあさんに囲まれました

ある日、牧野さんは自販機でコーヒーを買っていました。

出来上がるまで1分ほど待っていたら、背後から2人のおばあさんが…。

「これどうやって買うの?」
「さっきお金入れたんだけど戻ってきた」

と、マスクをしていない状態で話しかけられました(お昼を食べている時だったようで)。

自分のコーヒーが出てきたので、「マスクをした方が良いですよ」と2人に丁寧にお願いしてから、付き添ってコーヒーを買いました。

コーヒーを買うまでの道のり

今回の自販機はコカ・コーラの「ジョージアコーヒー」という自販機でした(正式な名前は知りません)。

とても美味しいコーヒーを提供してくれるのですが、一方で機械は繊細で複雑な操作をようするようです(私見です)。

ちなみに、コーヒーを買うまでの道のりはこちらです。

1.お金入れる
2.コーヒーの種類を選ぶ
3.ホット or アイス 選ぶ
4.濃いめ or 薄いめ 選ぶ
5.砂糖の量 選ぶ
6.ミルクの量 選ぶ
7.オーダーボタン押す

7工程もあると、お年寄りには難しいようです、コカ・コーラさん(クレームではありません)。

持続化給付金は電子申請のみ

話は変わりますが、中小企業診断士の資格をもって経営コンサルタントをしている私が窓口相談をしていると『持続化補助金を申請したいので教えてほしい』という高齢者の方が多いです。

日によっては、私の相談の1/3くらいを占めることがあります。

持続化給付金は、スピード重視・効率重視で電子申請のみにしたせいか、その対応に『はじき出さされる』世代がいる、ということです。

特に高齢者の方々ですね。

緊急時ですし、制度運用までに十分な準備期間があったわけでもありませんから、それはそれで致し方ない面があるかもしれません。

お互いに動く事で妥協点が見出せるはず

こうした制度も、複雑化する自販機もそうなのですが『お互いの歩み寄りがあればいいのに』と私は思います。

制度でいえば高齢者向けの窓口が確保されているとか。
自販機でいえば、音声や光で案内をするとかです(例えば)。

一方で高齢者側にも、制度やメーカーを『わからない』と批判するのではなく、それに対応する方法を考える自主性があっても良いかもしれません。

持続化給付金であれば、パソコンが出来るお子さんに手伝ってもらう。
自販機であれば私のように購入者に教えてもらう
(ありがとうと言ってもらえれば、もっと嬉しかったです)。

そんなお互いの歩み寄りが、お互いの関係をより良くするのではないでしょうか。

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