雇用調整助成金と緊急雇用安定助成金と経営者
別に助成金のお話をするわけではありません。
雇用調整助成金と緊急雇用安定助成金は厚労省の助成金ですので申請手続きでお困りの方は、是非とも代行してくれる社会保険労務士さんを探してみて下さい(私のような中小企業診断士は、代行をしてはいけないことになっています)。
この制度は、事業者(会社)の都合で休業をした場合、従業員に満額給与を支払っているのであれば(つまり休業した分の給与を減額しなければ)、申請に応じて国が休業分を助成してくれる仕組みです。
ですので、給与は一旦従業員に支払い、そののちに申請をして休業分を事業主(会社)が受け取るという仕組みですね。
だからどうした?
と思ったあなた。
どうもお待たせいたしました。話したいのはここから先です。
助成金を活用しない経営者たち
この助成金ですが、手続きが面倒です。
素人では歯が立たない場合が多く、社会保険労務士さんに委託する方が多いです。
一方で国の対応となると、コロナ感染症の影響が長引き、国もコロナ禍での特別措置を延長して、申請しやすい形を継続しています。
つまり、申請のハードルは下がっていて、社労士に頼まねばならないものの、従業員に休業補償できる制度の活用がしやすくなっている、ということです。
社長の話
この制度ですが、活用自体は義務ではありません。
私が知る経営者の中にも、休業に際してこの助成金を活用せずに、休業分を減額している方がいます。
もちろん個々の事情はあるのですが、私は率直に言って、そういう経営者の方とは長くお仕事をしたいという気持ちになれません。
給与は働く者の生命線である
「ちょっとしか休ませてないから」
「助成金申請は義務じゃないから」
「社会保険労務士に報酬払うと結局持ち出しだから」
ということを言って、休業をして給与を減額し、助成金を活用したがらない経営者の方が実際におられました。
ご自身が経営されているので私は口を出しません。
ただ私が見たそうした方々には『自分が従業員だったら』という想像力が欠けていると思わずにはいられませんでした。
ご自身の会社さえよければ、そこで働く人はどうでもいいんですかね?
この経営者のお話、詳しくはこちらに書きました。素晴らしい経営者の事例も載せているのが救いです。
最後に
私はこうした経営者からのお仕事は極力、受けないようにしています。
仮にお仕事を頂いたとしても、お互いの価値観が違う部分が露骨にでてしまうと、良い結果に結びつかないからです。
このように、経営者がコンサルタントを選ぶように、私も仕事をする相手は十分に見極めています。
お仕事を受けない事が結果的に、お互いにとって、幸せになることかもしれませんから。
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応援してくださってありがとうございます。
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