社長に求める品格
私は中小企業診断士という資格をもって経営コンサルタントの仕事をしています。
ですので仕事をする相手は会社の社長や経営者の方が多いです。
そして、あまり多くは無いのですが、一緒にお仕事をすると『立派な社長さんだなあ』と感じることがあります。
今回はそんな方のお話です。
立派だと感じる社長はこんな人
勿論『何が立派か』というのは人によって定義が異なると思います。
私が感じる立派な社長（もしくは経営者）というのは、こんな特徴を持った人です。
・威張らない（最優先事項です）
・『喋る』と『聞く』のバランスが取れる
・従業員を大事にしている（言葉だけでは無く待遇でも）
理由は『社長さんとは、他の人に仕事をしてもらう仕事だから』です。
そもそも会社は社長一人いれば良いのです。
1人では仕事が回らなくなると、自分が手の廻らない仕事や苦手な仕事をしてもらう為に人を雇うわけです。
雇用が生まれると、雇われた人に上手に働いてもらって賃金経費以上の成果を出すのが大事なのですが、それは『管理者』の仕事であって『社長の仕事』ではありません。
社長さんは『この人の為に頑張ろう』と働く側に思ってもらえる品格が必要です。
その品格を何で測るか、というと私はこの3点です、ということなのです。
たくさんいるのは『管理者』
頭の回転がはやい、とか直ぐに質問にこたえられるとか、そういうことは私が考える『立派さ』には含まれていません。
『管理者』であればそのような能力・資質は大切なのですが、経営者というのは管理者以外の資質も大切です。
そして、そんなことが得意な人はたくさんいます。
本当にたくさんいます。
（日本の教育って中間管理職を量産しているのではないか、と思うくらいに）
例えば部下のメールの誤字を指摘するような人ですね（悪いことではないのですが、その他に指摘事項がなかったのでしょうか）
私はそういう管理職と仕事をするよりも（会社員時代は有無を言わさずそんな仕事でした）、品格ある社長さんとお仕事できることに大きな喜びを感じます。
滅多にないことなのでその貴重さも手伝って。
ホント無条件で『応援したくなる人』っているんですよね。
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