小規模事業者持続化補助金が採択された事業者のその後 

サンプルを見て書いて落ちる方へ

小規模事業者持続化補助金の問い合わせをよ~く頂きます。

最も多いのは申請書の書き方です。

ちなみに皆さん、どこかで入手されたサンプル見ながら書いて、落ちています。

そんな方にひとことだけ助言するとしたら、これです。

公募要領にある審査項目を読んでから書いてくださいね。

実際、読んで下さらない方が多いのですが、そういう方のお役に立てばと思います。

こちらの記事をどうぞ。

さて今回は全く別なお話です。

採択者の補助金活用 その後

補助金を貰うのは手段であって目的ではありません。

本来、補助金を使って何かしたい事があったはずです。

今回は小規模事業者持続化補助金が採択されたそんな方々のその後を書きます。

Aさんはお米を扱うお店を経営しています。

2020年に小規模事業者持続化補助金が採択されてとても喜んでおられました。

申請した内容は以下の2つです。

ホームページ作成と通販サイト開設
折込チラシ実施

持続化補助金では、よくある活用方法ですね。

さて、Aさんは上手く行ったのでしょうか?

折込チラシはどうなった

折込チラシは過去に何度も実施したことがありましたので、難なく実行できました。

しかし効果は期待ほどではありませんでした。

実際、チラシを入れた週の売上は確実に増えましたが納得できる成果とまではいきませんでした。

それでも売上が増えたことには変わりなく、ご本人としては、まずまずの結果でした。

ご本人は、今回の効果から折込チラシには限界も感じており新しい広告の方法を考えたいと思っています。

次の一歩を考えることができたことはよかったと私も思います。

ホームページはどうなった

困難だったのはホームページと通販サイトです。

実は、自社サイトは開設できましたが、販売には結び付いていません。

何故かと言いますと、初めての活動だったためやるべきことが整理出来ていなかったからです。

具体的に言うとこういうことですね。

自社の商品のうち、何を販売促進するか
誰に向けて、販売促進を行うか
ホームページを更新するのは誰か
通販サイトと実店舗の在庫管理はどうするか
SNSやチラシとの連動をどう行うか

この様なことがまだ決まっていませんでした。

ですので、ホームページと通販サイトは完成しましたが、活動はそこで止まってしまいました。

つまり、ホームページと通販サイトは業者さんにお金を払って完成しましたが、それを使いこなす実力は現時点でこのお店にはなかったということです。

お金を補助してもらったところで、自社でそれを活用できるかどうかは別問題なのです。

実力は少しずつつければ良い

こうした状況は、事業者さんにとっては一時的にせよ、厳しいものです。

一方で私はこう考えます。

現在は実力が無かったとしてもこれを機にホームページと通販サイトで売上を作る実力を養えば良い。

いままでできなかったことが直ぐにできるようになるわけはありませんから、時間はかかります。

でもここで止まったままだと成長はありません。

自分の会社がこれ以上の成長が見込めるかどうか、これからが試金石だと私は考えています。

逆にここで諦めてしまうと、これ以上の成長が見込めません。

どうせ補助金だし、自己負担少なかったし。

なんて考えてしまうと、せっかくの成長の機会も、成長には繋がらなくなります。

補助金とはなんぞや?

所詮、お金はやりたいことをやるための道具に過ぎません。

どう使うか、なにをやるか、どこまでやるか、は100%ご本人に任されています。

どうせ補助金だし、自己負担少なかったし。

…と、このAさんが考えてしまわないよう、必要な支援を続けたいと私は考えています。

ポチっとしてくださって、どうもありがとうございます。

↓このブログ、今日はランキング何位かしら。


経営者ランキング

関連記事

最近の人気記事

中小企業の売上アップ、特にお店の売上拡大に特化したメルマガを発行中

中小経営者のミカタ!公式メルマガは登録無料! ->詳細はこちら

中小企業の売上アップ、社長の器、お店のお悩みと解決方法の事例など。成果報酬コンサルタントが提供した支援を成果を公開中です!
直ぐにご登録されたい方はこちらからどうぞ。
中小企業の売上アップ、特にお店の売上拡大に特化したメルマガを発行中!