サラリーマンで終わっちゃダメだな

先日、致知という雑誌を読んでいました。

本屋さんでは売っておらず、定期購読でしか購入できない雑誌です。

その中で、田中真澄さんという社会教育家(という肩書でした)の方が、ガッツ石松さんとの対談でこう仰っていました。

ボクシング好きの私は、嬉しくて最初にこの対談を読んだのですが、大変面白かったのでご紹介いたします。

サラリーマンで終わっちゃダメだな

昭和11年生まれの田中さんは、軍人だったお父様が公職追放を受けたため、家が貧しかったそうです。

お父様の軍人恩給を担保に借入をして大学に活かせてもらった田中さんは家庭教師のアルバイトをします。

できるだけ高いアルバイト料を出してくれるところを選んだのですが、そういう家は大体事業主でした。それで思ったんですよ。あぁ事業主ってこんな豊かな生活ができるのか。これはサラリーマンで終わっちゃダメだなと。

そうですね。わたしも私もそう思います。

私も経営者のご自宅にお邪魔することがありますが、建物の外観といい内装といい車といい…、って感じです(もちろん、そういうところにあまりお金を使わない経営者の方もいらっしゃいますが)。

年収一千万円以上の会社員は何%いる?

国税庁が毎年出している『民間給与実態統計調査』という資料があります。

平成30年の調査ですと年収1,000万円以上は全体の5%です。
ちなみに、1,500万円以上は1.4%、2,000万円以上は0.6%でした。

興味のある方はこちらをどうぞ
民間給与実態統計調査 – 国税庁
https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan2018/pdf/001.pdf

ちなみに、『給与』ですので雇用主に雇われて給与を貰っている人の調査です。

まあサラリーマンといっても差し支えありません(パート・アルバイト・派遣・嘱託なども含まれます)

毎年概ね5,000万人程度が調査対象です。会社員はほぼ100%含まれていると言えます。

学校卒業すると9割はサラリーマン

ちなみに、この田中さんはこうも仰っています。

日本人の八十八%は、学校を出たらサラリーマンになって一生を終わろうという、非常に短絡的な人生観しか持っていないんです。

まだまだ続く文章の一部ですので、ここだけ切り取ってもいかんのですが、言いたいことの要素は概ねわかります。私もサラリーマンでしたし。

そして、こうしたサラリーマンが日本の中産階級となってきました。

でも、平成30年の調査ですと中産階級と呼ばれる年収500-900万円台は26%になっています。平成元年では35%ですから、減っていますよね。

れでもサラリーマンになる価値が(少なくとも金銭面では)変わってきたということです。

具体的には非正規雇用による低賃金化ですが、難しいお話は労働問題の専門家がもっと詳しく教えて下さいますので、ここではこれくらいです。

ちなみに、私はサラリーマンでやりたいことができているなら良いと思います(自分はそうではないので独立しました)。

お金だけではありませんから。

ただこの田中さんのご意見は、ある面の事実を端的に表して下さっていたのでご紹介しました。

そしてそれは会社を辞めたわたしにとっても、とても深く頷くことができることでした。

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