いろいろな中小企業診断士がいるものです

今回の記事は散文的なタイトルです。読んで下さる方のお役に立つかどうか…。

しかしまあ、『中小企業診断士って…』と思ってしまったので、正直に書かせて頂く事にしました。

買う理由の提供

新聞の折り込みチラシ、ホームページ作成、SNSでの情報発信など、私は窓口や顧問先で数多く販売促進の相談を受けます。

そのたびに基本の回答を繰り返しています。

それはこの2つです。

お客様は誰ですか
お客様に買う理由を提供していますか

これが販売促進を考える際の基本です。

中小企業診断士であれば、誰もが知っています。

(ちなみに、広告やさんやホームページ屋さんにはこの辺の知識が無い方も多いので業者を選ぶときには気を付けて下さい)

と思っていたのですが、世の中いろいろな中小企業診断士がいるものです。

中小企業診断士からのアンケート依頼

先日、『とある協会』経由でアンケートの依頼が届きました。

こうしたアンケートの依頼はたまーーーーにあります。

アンケート依頼が来た場合、私はその内容をみて回答するかしないかを決めています。

そしてこの『とある協会』経由のアンケートの依頼主は、『とある協会』とは『別の協会の理事』を務めている中小企業診断士の方でした。

私はこのアンケートには回答しませんでした。なぜならば、依頼文の内容がひどかったからです。

買う理由は提供できていますか?

アンケート依頼の内容は『自分が論文を書くのでその調査に協力して欲しい』とのことでした。

そして調査内容は、診断士が支援している企業とその支援内容です。

アンケートの趣旨は理解できるのですが…、

先ほどの販売促進の基本を思い出してみましょう。

お客様は誰ですか
お客様に買う理由を提供していますか

このアンケートにあてはめるとこういうことになります。

お客様は中小企業診断士。
お客様である中小企業診断士に『アンケートに協力する理由』を提供してますか

この依頼主が中小企業診断士の資格取得直後であるとか、独立開業直後であるならば致し方ないのですが、ご依頼主はベテランの方でした。

正直申し上げます。

私はあなたの友人・知人ではありません(『初めまして』です)。
私にはあなたの論文作成に協力する理由がありません。

別に謝金が欲しいのではありません。

例えば、アンケート協力者には『完成した論文を公開する』等、中小企業診断士が興味をもつようなお礼があってもよいのでは、ということです。

少なくとも…、

中小企業診断士がアンケート依頼に『協力する理由』を提示した方が良いのではないでしょうか?

ということです。

何が悪いか、分からない

メダルを噛んでしまった市長さんもそうですが、きっとご自身では何が悪いかお分かりになっていないのでしょう。

こうなると根が深いですし、容易に修正はききません。

勿論、ご本人に向かって『こういうところがダメだと思います』とは言いません。

そんなことは無駄です。ご本人は分かっていないのですし、それで良いと思っているのですから。

そして私は自分自身の感じた違和感に正直に行動します。

ですので、アンケートには協力しませんでした。

でもしかし、案外私の方が少数派で、多数派(?)に言わせると間違っているのは私かもしれません。

ですから相手が悪いなんで思いません。自分と違う、とは思いますが。

おまけ 毎日の業務、お疲れさまです

ちなみに、この依頼文の冒頭は

『皆さま、毎日の業務、お疲れさまです』

で始まっていました。

会社員の方には何の違和感もないかもしれませんが、自分の腕一本で食べていることをささやかな自負にしている自分には、私のことを知らない人間に『毎日の業務、お疲れさま』といわれることには違和感がありました(個人の感想です)。

更に『回答期限は2週間、遅くなるのであれば連絡してほしい』との記述もありましたが、この辺もズレているなあと強く感じました。

回答する理由が無い人間が、『締切に間に合わないから待ってほしい』と、私なら連絡しないと思います。

繰り返しになりますが、世の中いろいろな中小企業診断士がいるものです。

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