感じが悪いとうーんと損する
経営者には、ご自身が会社を経営してきたという誇りがあります。
それはとても大切な事です。
経営が厳しいときには、こうした誇りが自分を支える『よすが』になることもあります。
一方でこのような自負がものごとを良い方向に導かないこともあります。
経営のことはいいから!
コロナ禍で経営が悪化した方から相談を受ける機会がとても増えています。
先日、とある飲食店さんの相談を受けましたが、最初から最後まで高圧的な態度でとてもやりにくかったです。
お相手は女性の方で、おそらく50代半ばくらいです。
ご自身のお名前すら言わず、仕事内容の話は一切なさいませんでした。
『経営のことはいいから!』
「何かもらえるもの(補助金・助成金・給付金)は無いか』
どうも他の相談窓口でも、こうした『あまり好感の持てない態度』だったので、厄介払いのような形で私の窓口を紹介された様子でした、言葉は悪いのですが。
誇りがあるが故に・・
一方で私はこの方に別な事も感じました。
それは言葉の端々に理不尽なコロナ禍への悔しさのようなものがにじんでいた、ということです。
30年もこの商売をしていて、お客さんが来なくて困った事は一度もない。
コロナでこうなる前までは、順調にいっていた。
蓄えはまだあるが、今のうちに新しい事をしなければ。
こうしたお気持ちです。よくわかります。
そしてみなさん、何らかのお悩みがあるから窓口に相談にくるのです。
それも良くわかっています。
そんなお悩みを抱えて来たら、自分よりはるかに若い、あまり苦労もしていなさそうな私のようなお兄ちゃん(?)が出てきたら、良い気分がしない方もおられるかもしれません。
(私も苦労していない若いお兄ちゃんではないつもりですけど…)
これ以上損をしない方がよい、でしょ?
こうした方を、1時間くらいかけてゆっくりお話を聞いて、気持ちを解きほぐして、最後には『役に立った、来てよかった』と言って頂けるように、私は勤めております。
しかし…
高圧的な態度でお越しになる方は、やっぱり損なのです。
中にはこうした態度が苦手で、一通りの説明でさっさと切り上げてしまう専門家もいますから
(ホント全然普通にいます、なんならこういう方が多数派かもしれません)
プライドはポケットにしまって
私も嫌なめに合うことはしょっちゅうです。
そんな目に合いたくないので、組織を脱して独立したのですが。
そんなときはいつも
『プライドはポケットにしまって』
と私は思う様にしています。
もちろん、誇りは捨てません。それこそ私の持つ数少ない『よすが』の1つですし。
ですので、こそっとポケットにしまいます。
そして、一度しまったものは表に出さないようにしています。
おまけ 私の失敗
ちなみに私は先日、めずらしく顧客への連絡を忘れてしまいました。
気が付いたのは3日後で、お詫びして連絡しました。やってしまいました(自分で気が付いたのが救いです)。
そもそも私にとってはある種『余計な用事』をお願いされた感があったのですが、引き受けた以上全力ですし、その中で連絡を忘れたのは100%自分が悪いと思っています。
ですので、平身低頭謝って、忘れていた応報を提供しました。
先方からは『こちらこそ忙しいところ申し訳なかった、ありがとう』とのお言葉でした。
謝ったつもりが、謝られたお礼まで言われました。
信頼関係というのは、こういうことで築かれます。
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