事業再構築補助金と窓口での未熟な私のお話

私は自分の未熟さを理解しているつもりでした。

それでも、しょうもないことでイラっとしてしまうことが、いまだにあります。

それがお仕事の場面で起こると、何とかこのイラつきを乗り越えようとしますので、仕事とは偉大なものです。

第一印象から決めてました

先日のことです。

『事業再構築補助金の申請について教えて下さい』

という相談を頂きました。飲食店を経営されている方です。

似たような問い合わせを昨年からもう20件ほど頂いていますので、立て板に水です。

私が事業計画の助言を窓口でおこなって採択された方も何人かおられます。

しかしこの日のこの方は、ちょっと違いました。

正直申し上げて、初対面の人に会いに来るのにサンダル履きで来ていたこの相談者の方に対しては、第一印象は良くありませんでした。

こうした直感は得てして当たります。

実際、相談内容も核心にたどり着くまでに、ウロウロすることとなります。

知りたい事は何ですか?

さてこの方…、

『申請の仕方を教えてほしい』

とのこと。

申請に必要な要件や、申請する枠による条件の違い、手続きの手順などを説明したのですが、

『いや申請の仕方を教えて下さい(怒)!』

と言われました。

正直『はあ?(怒)』です。

しかし感情を表に出す事なく、更に話を聞くと何のことは無い、

申請時に提出する事業計画の書き方を知りたい

ということでした。

いやいや、そもそも最初に『自分で事業計画を作成するつもりは無い』と言っていましたよね。

そんな方が申請書の書き方が何故必要なのか、理解できません。

まあ懇切丁寧に教えました、仕事ですから。

正直、終始私は気分が悪かったですし、今後この方とお仕事を一緒にやることは無いと考えています。

反対勢力は協力勢力である

ただし、たまぁ~に来るこうした相談者の方には、感謝しています。

小泉純一郎さんは、総理大臣の時に

反対勢力は協力勢力である。
反対意見があるから論点が明確になる。

と言ったそうです。

私もそう思います。

この相談者の方は、私にとっては最初から最後まで感じが悪い人です。

もう一緒に仕事をする気はありません。

一方で、自分にとって何が苦手なのかは、改めて、はっきりと分からせてくれました。

そういう意味で、感謝しております。

苦手な人間に対する対処の仕方も、おかげさまで少し上達しました。

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