相談と雑談
はい、相談と雑談です。
社会人デビューすると『報連相だ、報告・連絡・相談だ』と教えられます。
そうですね、相談は重要ですし必要です。
そして相談は必要ですが雑談は無駄です。報連相とは言われますが報連雑とは言いません。
いかにも合理的な考え方です。
店主のひとりSNS
中小企業診断士の資格を持って経営コンサルタントをしている私は、様々なご相談を頂いております。
今回は小売店支援を事例にいたします。
お金をかけずに販促をしたい、ということだったので、事業者さんとの相談と店舗での現状把握をしてSNSを使うことにしました。
そしてめでたく開始1か月でインスタグラムのフォロワーが100人を超えました。
ですのでインサイトでフォロワー情報を確認しながら、改めて今後のターゲットとなる顧客層をきめることにしました。
愚直な努力は誰にでもできるわけではない
前段で1か月で100人到達のことを数行で簡単に書いていますが、ここに至るまでには高齢の店主さんのご努力があります。
具体的に言うと慣れないスマホ操作をやりつつ、週1回動画をアップしていたわけです。
最初のリールを作成してハッシュタグをつけて投稿した際は自分がお手伝いしました。
それ以降はご自身で、最初の1回を参考にして愚直に投稿を続けて、100人達成をされました。
これは本当にすごいことです。
実行し継続したことが凄いのです。この仕事をしているとこれが出来る方は10人に1人くらいです。
こういう方は、そうはおりません。
努力がもたらしたもの
インサイトでフォロワーの属性を確認すると、想定より若い世代が多いことが分かりました。
実際に動画投稿を開始してから、初めてと思われる若い男性の来客があったとのことです。
少し効果出てますね。
そして次の段階として、こうした若い世代、当初想定していなかった方々が来店してもらえるために、どんな動画を投稿するかを、試しながら実行していく予定です。
相談と雑談
私は、おひとりでコツコツ努力をするこの店主さんに、経営のあるべき姿の一端を見た思いです。こういう方は積極的に応援したいと考えています。
ちなみに、店主さんからは相談に乗ってもらったことを感謝されました。
そしてSNSや経営の相談だけではなく、雑談もたくさんしたのですが、相談や雑談の時間も一人で頑張る経営者には大切です。
支援時間の5割はただの雑談でした。
しかし相手の警戒心を和らげ、相談できる下地を作り、相手にあわせる姿勢を見せる雑談の時間は、相談をより深く納得感・信頼感のあるものにします。
特に長い人生の中で、様々な人間を見てきた高齢の店主さんにとって、こちらの人となりをしる貴重な手立てが雑談です。
そんな雑談を大いに織り交ぜながら、この店主さんのお役に立てたようです。
良い結果が出たら、またお知らせしたいと思います。
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応援してくださってありがとうございます。
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