コロナ第2波に対する飲食店でのお勧め対応

コロナ第2波は飲食店に影響する?

感染者が再び1日100人の水準に達しました(7月2日時点)。絶対数に加えて増加傾向であることが不安要素になっています。


さてそんな中でもお店の経営はしていかなければいけません。

この第2波は、ようやく営業再開をした飲食店にどう影響するでしょうか?

ひとつだけ確かなのは『悪影響にはなっても、好影響では無い』ということです。

そしてもう1つ。

第2波がくることはある程度想定されたことですから、第1波よりも準備は格段にしやすかったわけです

その分今回は前回以上に経営者の腕が問われます。

第2波に備えた店はどんな対応をしていたか

正直、私の支援先でも、第2波に備えていたお店は少ないです。

というか営業再開の準備で手いっぱいですし、営業再開にこぎ着けるまでの資金繰りやらで忙殺です。


ですが、営業再開してそこからお客の戻りの悪さを見て対策を積み上げていった、というのが結果として第2波の備えになっています。

こうしたお店が具体的に何をしたかをみていきましょう。

1.安全対策をアピールして『安心』を提供

『安全対策一切無し』というお店はほぼありません。

私がよく行くおばあちゃん1人でやっている駄菓子屋さんですら(失礼)、消毒用のスプレーが置いてあります。

大切なのはこの対策を『アピール』することです。当たり前ですよね。お客に対策を知ってもらって『安心』してもらうことが重要です。

なぜならお客は『不安』だからお店に来ないわけで、『安心』すれば来るわけですよ。

何度もこのブログで書いていますが、街を歩くと出来ていないお店が多いので、何度でも書きます。

具体的にはこういうことですね。

・ テーブルなどの消毒
・ 換気
・ アクリル板
・ 検温

これらをポスターにして店外に表示。

ポスターなんてラクスルで5000円くらいで出来ます。
(そして衛生対策や売上回復のための販売促進には小規模事業者持続化補助金が使えます)。

アクリル板もちょっといいのを買うとすぐに10万円とかになります。

せっかくそんなに費用をかけてもそれをお客にアピールしないなんてもったいないですよね。

2.サラリーマン客からの情報収集

社内で宴会自粛を呼び掛けている会社が結構あります。

感染防止のためにはやむを得ないかもしれません。そんな会社も緊急事態宣言解除で、宴会自粛も解除される傾向にあります。

ただし『宴会はアクリル板など飛散防止対策をした店に限る』というお達しがでていたりするんですよ。

お店にとっては重要情報です。

第2波も想定したお店は、こういう情報をランチ客のサラリーマンと会話して収集しています。

そして「やっぱりアクリル板やっておこう」となるわけですよ。

『答えはお客がもっている』

マーケティングの基本ですよね

3.地元の感染者情報

これは良し悪しなんですけど。

感染者の少ない地方では、地元の感染者情報を掲示して『感染者出ていません』アピールをしているお店もあります。

ただ感染者がでている地域ではお勧めできません。

一方で、感染者が少ないもしくは1か月以上出ていない地域では効果があります。感染者数ゼロが並びますからね。

支援先のお店では、『本日の〇〇市の感染者 0人 〇日連続』という情報を店外の黒板に出してます。

第2波といっても、地方では影響がでていない地域も多いのでこのアイディアは使えます。

広告宣伝を怠らない

同じことを何度も書いているのですが大切なのはアピールです。

これは宣伝広告です。

お店のことをお客さんに知ってもらえなければお店には来てもらえないのです(この辺の詳しい事はメルマガには散々書きましたので、読んで行動してくださった方は準備が出来ているかと思います)。

そして広告宣伝にはある程度費用をかける必要があります。もちろん売上を維持したいのならということですが。

一般的には、飲食店がお店を忘れ去られない為には売上の8%程度の宣伝広告費が必要と言われています。

私の肌感覚からしても宣伝広告費ゼロのお店は『もうこれ以上伸びなくてもいい、あと○年働いて静かに着地したい』という高齢経営者のお店くらいです。

しっかり安心をアピールして、お客を維持してください!



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