参加者がセミナーを賢く活用するには

私は中小企業診断士の資格をもって、経営コンサルタントをしています。

月に1~2回くらいセミナー講師の仕事を頂いています(どうもありがとうございます)。

昨年から一気にWebセミナーが多くなったのですが、少しずつ対面開催も戻ってきました。

説明が下手だったのか?

講師として教える側の私は、常に全力・全出しでやらせて頂いております。

一方で、聴講されている参加者さんと自分自身のの温度差を感じることもあります。

参加者さんと自分の温度差は、てっきり私の説明が未熟なせいだと思っていました。

しかしながらセミナー後のアンケートでは、5点満点で概ね4.5点を継続的に獲得していますので、そうではなさそうです。

この温度差について、セミナー後の個別相談に来た参加者さんに聞いたところ、こんな回答でした。

『自分は参加の目的意識が希薄でした、内容が詳しいので圧倒されました』

この会等のポイントは『参加の目的意識が希薄』です。

どういうことか説明しますね。

なんとなく参加している人が実は多い

各種支援団体のセミナーは無料・格安ですので皆さん気軽に参加されます。

気軽さの一方で『参加の目的意識が希薄』という状態で話を聞いてしまいます。

一方で、ご~く稀ではありますが、参加される目的意識をお持ちの方がいらっしゃいます。

こういう方からは質問が出るので直ぐにわかります。前のめり感が違いますかからね。

『なんとなくなら』出なくても良い

講師の側からすると別に来てほしくないわけではありません。

でも、もし『なんとなく出てみる』くらいの意気込みであれば、時間の無駄ですから参加されないのもひとつの手段です。

いや本当に。

セミナーが役に立たない、ということではありません。

知識を補充できても、それを行動に移すところまで行かないと意味がない、という事です。

実際、後のフォローアップをしていますと、セミナーで学んだことを実践している方は概ね1割くらいです。

1年後も定期的に継続されている方になると2~3%という調査もあります。

ですので、実践に結び付かない人の方が、実は圧倒的に多いのです。

どうせ実践しないのであれば出席しない

つまり、セミナーの9割以上は『結果として』無駄なわけです。参加者さんにしてみたら。

それって出る必要ありますかね?

ということなのです。

そんなこと言ったって、内容を聞いて出来るかどうか見極める必要があるだろ

という反論が聞こえます。

はい、その通りです。本当にその通りですよね。

でも一方で2~3%しか継続実践しないのであれば、あなたは残りの97~98%に属している可能性が高いわけですよね。

そして『なんとなく』くらいの動機であれば、まず97~98%ですよ、ご自身の所属は。

そういうわけで、こういう考え方をして一度落ち着いて考えてみましょう。

あなたの貴重な時間を費やして、セミナーを賢く活用することができるはずです。

おまけ

セミナーで講師への質問はするほどお得です。

私なども全力・全出ししますが、時間の関係でカットする内容がたくさんあります。

そういうこぼれたネタこそ、あまり人が知らないニッチな情報だったりします。

ぜひそんなことも質問してください!

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応援してくださってありがとうございます。


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