事業再構築補助金 事業計画の記入例
事業再構築補助金で採択された事業計画書が公開されました。
詳しくは先日の記事で記載しましたので、ご覧ください。
事業計画のサンプルのリンクもあります。
事業計画書のサンプルから読み取れること
公開されているのは、採択されただけあり、とても良く書けている事業計画書です。
これから申請書を書かれる方は是非ご参考になさってください。
一方で、この申請書に書かれている事は、応募要項の審査項目をしっかりと踏まえています。
そして補助金申請の際には、審査項目にある項目をしっかり盛り込むことが重要である、ということはこのブログでも申し上げている通りです。
つまり、サンプルは公開されておりますが、留意する点はやなり『審査項目がもれなく、説得力をもって記載されているか』という点になります。
わかっちゃいるけど
私は窓口で『申請書の事業計画を見て下さい』という相談をよく受けます。
このような場合にも、公募要領の審査項目を片手に『この審査項目は、事業計画のどこに記載されていますか?』という形で進めていきます。
そして、同じ事業者さんが何度か書き直して窓口にお越し頂くことが多いのです。
このプロセスの中で、私が強く実感しているのは『わかる・できる・やる』の違いです。
つまり人間が何かをするには、以下の段階があるということです。
①『わからない』
②『わかっていてもできない』
③『できると思ってもやれない』
④『やっている』
特に大事な②~④を以下に解説しますね。
②『わかっていてもできない』
公募要領の審査項目と私の指摘を聞いて『そうだったのか、わかりました』と仰います。
これが『分かった』段階です。でも、わかるとできるは違うのです。
③『できると思ってもやれない』
ご自身で申請書・事業計画を書かれているかた、ここがポイントです。
みなさん、ここでご苦労されます。指摘事項はわかったのですが、出来ないのです。
例えば、文章の見出しは「再構築事業の課題」と書かれていても、課題が書かれていなかったり。
こうして『わかったけどできない』はひとつひとつ丹念に確認する必要があります。
④『やっている』
さて『できる』の段階を過ぎると、あとはそれを反復すればよいだけです。
まさに『やっている』段階です。でもここまでたどり着く方はおおくありません。
10人中1人くらいですね。それにはご本人のやる気と、文章を書かく得手不得手なんかも影響します。
プロに頼む判断基準
正直申し上げて、この判断基準は微妙です。
『専門家の助言を受けて書いて2回続けて不採択になった』としたらプロに依頼することをお勧めしています。
専門家の助言を受けて、自力で修正しで、それでも2回連続不採択であれば、ご自身の伸びしろを発掘するには、時間を要しますから。
もし第2回の採択発表で、自力の事業計画2回連続不採択となった方。
専門家への依頼をご検討されるのも良いかと思います。
そしてその際は、必ず複数を比較してから選択される事をお勧め致します
(稀に高額な報酬を設定されている支援事業者もありますので)。
お役に立てば幸いです。
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