無料で使えるおすすめの経営支援機関と活用法
ちょっとだけ身近になった行政の支援
普段は行政のことを『お役所』と言って近寄りがたい印象を持っていた方も多いと思います。
そもそも『お〇〇』と呼ばれるところは、浮世離れしている感じがして世間から揶揄されますよね。
お役所
お上(おかみ)
お受験
お着物 などなど
話がそれましたね…。
さて、そんなお役所ですが今回のコロナの影響で近寄りがたかった行政の支援が身近になった方も多いと思います。
『行ってみたら案外親切だった』
という声があったり
『3時間待たされた、予約制にしてよ』
という声もあったり。
まあ感想はそれぞれありますが、今回はお世話になりましたよね。
さてお金を貰った後、現状をどう改善していくか。
その段階でも『つかえるおすすめサービス』が行政にはあります。今回はそんなお勧めをします。
金融支援や給付金だけじゃない行政の支援
緊急事態解除後のこれから、中小企業に必要な事は何でしょうか?
「経済活動を段階的に高めていく」と安倍首相が言っています。
これを中小企業の言葉に置き換えると「売上を回復させていく」とか「利益をだしていく」ということですよね。
いままでとは経営環境が変わっています。そんな環境で落ちた売上を元に戻すには新しい活動が必要になります。
給付金は貰いました。そのお金は税金です。税金から支出した以上、今後増税がくるかもしれません。増税されても耐えられるように、しっかりと売上と利益を増やさなければいけませんよね。
そして何より、売上回復しないとオーナーの生活が成り立ちません。
そんな時に活用できるのが行政の経営支援かな、と思います。
公的支援はどこで受けられる? 経営支援編
そもそも行政の経営支援ってどんなものでしょう?
『経営支援 公的支援機関』でググってみてください。こんなにあるのか、と思うくらいたくさん出てきます。そのほとんどは無料です。
具体的にはこんなところです。
商工会議所・商工会
市区町村の産業振興課
その他諸々の公的機関
ちなみに私もこの『その他諸々の公的機関』のお仕事を少ししています。ですので、内側からも見ていますし、勿論もともと外側から見ておりましたから両面で見ることが出来ます。
公的経営支援は役に立つのか?
正直、無料の割には役に立つことが多いです。
ですので迷われている方がおられたら、一度行ってみる事をお勧めします。
ただし、ご自身の役に立つかどうか、のポイントは支援を受ける側の活用法にあります。
ここは行く前に注意してほしいです。
活用法1 自分の困っている事を整理する
だいたいの支援機関は相談の間口を広げて、いろんな相談を幅広く受け付けています。
利用者側からすると、どこに行こうか迷うところです。
正直どこに行っても良いですよ。
公的支援機関は裏側で繋がっている事が多いですから、相談内容によっては別な支援機関を紹介してくれます。
どこに行くか、より大切なのは何を相談するかです。
困りごとをちゃんと説明できるようにしておいてくださいね。
『売上が落ちて困っています』
というレベルで良いです。基本的な事ですが、これができない人がとても多いです。
活用法2 相談員を見極める
相談に乗ってくれる方は、相談員とか指導員とかいろいろな肩書がついています。
正直、いろいろな知識や経験を持っている方がいますので、ご自身の相談事に合っているかを見極めることが大切です。
どうやって見極めるのがよいでしょうか。
私のお勧めはこんな感じです。
初回訪問でこちら(相談者)の話をよく聞いてくれて、その後で質問してくれる方は、『当たり』ですね。
話す割合にしたら、『こちら(相談者)が7~8割、相談員が2~3割』くらいなら相当よく聞いてくれる相談員です。こういう方ならしばらくお付き合いしても良いと思います。
なぜかというと、この後で説明しますね。
相談員には得意不得意がある
当たり前ですが、完璧なひとはいません。
ですので相談員にも得意不得意があります。
そして概ね、相談員は自分の得意技で勝負したがります。ですので、相手の話を聞いている間、「自分の型にどうはめるか」を考えますね。
例えば、ITが苦手な相談員はITやWeb活用の助言はしないことが多いですし、助言しても具体的な方法までは教えません。それは不親切では無くできないからですよ。自分のデキる支援しかできないのです。
それは当たり前のことですし、決して悪い事ではありません。
ですので専門家であっても、相手のいう事が100%正しくて他に選択肢がない、というわけではないのです。この点、気を付けてくださいね。
活用法3 恥ずかしい事も正直に話す
たいがいの相談は窓口相談です。
あなたのお店(現場)には、相談員や経営指導員は来てくれません。それをするにはどこも人手不足です。この辺が公的支援の限界ですし弱点です。
ですので相談員は、現場現物現実をみることなく、あなたの喋った事を中心に助言をする事になります。
この助言が『地に足のつかない助言』になることも少なくありません。
それを防ぐには、自社にできることできないことをちゃんと話す事です。
私は相談員(聞き手)の立場なのでわかるのですが、相談者はお悩みを話す際に本当に悪い事や恥ずかしい事は隠します。
ですからそれを聞き出す事が大切です(活用法2に繋がりますね)。
相談者(話し手)側からすると、恥ずかしい事も正直に話した方が、より的を射た助言が得られます。
家族経営だけれど、息子とは仲が悪い
親戚からも借金をしていてこれ以上借りられない
従業員が自分のいう事を聞いてくれない
こんな事も正直に話してみてください。思い切って話してみると、実力のある相談員ほど、掘り下げて聞いてくれますよ。
スルーする相談員は『ちょっとどうかな』と思っても差し支えありません。本当に。
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経営者ランキング
偉そうに書いている私はこんな経営コンサルタントをしています。
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