補助金の使い道を考えているか
ものづくり補助金を書きすぎた
このところの私のブログ記事は、ものづくり補助金の申請書の書き方についての投稿が多かったです。こんなのばっかり書いていましたね。
ものづくり補助金に偏った内容でしたので、今回は少し違う話をさせて頂きます。
補助金で失敗する人
「なんだ、またものづくり補助金からみか」と思われた方、すみません。でもこれはどうしても書きたかったのです。
窓口相談や補助金の紹介をしていると「補助金や、無利子の融資があるか」と聞いてくる方がいます。
お仕事なので聞かれれば答えますが、正直こういう方にお金が渡っても上手に使えないことが多いです。
「お金があるなら(もらえるなら)何かやる」というタイプですね。考え方の順序が逆なのです。
そして私の場合は「何かやるからお金が要る」という方には積極的に補助金をお勧めしています。
補助金を勧めないこともある
私は「ものづくり補助金」の申請支援をして報酬をもらうことがあります。
説明をしに実際に企業に伺うこともあります。一種の営業活動ですね。
ただし大切にしているのは「相手にとって利(メリット)があるか」です。
『補助金がもらえれば、借入や自己資金が不要なのでお得でしょ』というのはお勧めする側の理論です。いわば「理(りくつ)」ですね。
実際に事業をする人は、そんな机上の理論だけで投資を決めるわけではありません。
「公金を使うと申請や実施報告が大変」
「そんなわずらわしいことに負担を感じるのがストレスだ」
「そもそも自分の事業は自力でやるぞ」
↑こんな風に考える社長さんもいらっしゃいます(割と多く)。要は理屈が正しい(く聞こえた)としても、判断ポイントは「理」だけではないということですね。
それぞれの「理」よりも、それぞれの「利」
このような方に対してわたしはこうお話しています。
『せっかくなので補助金の紹介だけはさせてもらいます。食わず嫌い、ということもあるかもしれませんから。そして聞いてみて「やっぱり自分には合わない」と思ったら遠慮なくそう言ってくださいね』
相手にメリットが無ければやらない方がよいですからね。そしてこの場合のメリットはお金だけではありません。
本人がやりたいか。やっていて楽しいか。
そんなこともメリットなのです。なにせ自分で事業をしている経営者ですから。
私も「この補助金を使えば〇〇できるじゃん!」という方を見ると嬉しくなります。こういう方の申請は、自分の時間を多く費やしてでも通してあげたいと思います。
仕事であれば「お客様はみなさま等しく大切」が『理』なのですが、ついつい私ごのみの「利」がある方に行ってしまいます。わたしも「利」に傾いています。
そんなこんなで「補助金ありき」の相談に来る方は、補助金を得てもやっぱり上手く行かないと思うのです。
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